古町糀製造所(ふるまちこうじせいぞうじょ)
甘酒をはじめ、味噌、みりん、日本酒など、日本の伝統的な発酵食品に欠かせない「糀(こうじ)」。その魅力をモダンな手法で伝える新潟の「古町糀製造所」が東京に出店しました!古町糀製造所とは、糀とは
新潟に本店のある「古町糀製造所」。おむすび専門店「銀座十石」を手掛ける和僑商店の店主が、食材の勉強をするため訪れた新潟で糀に魅了され、2009年に開業した糀専門店です。2012年2月には初の支店、自由が丘店と松屋銀座店をオープンしました。ところで糀、麹と2つの漢字が使われる「こうじ」。どちらも意味は同じで、蒸した米や大豆、麦などの穀物にコウジ菌を繁殖させたもの。古町糀製造所では、「米から生み出されるもの」ということが伝わりやすいよう「糀」の文字を使っています。
オリジナル「糀ドリンク」はアルコールゼロ
今回私がお邪魔したのは松屋銀座店。生姜や黒酢、柚子などで香り付けをした「糀ドリンク」、糀を豆乳や果汁で割った「糀豆乳ドリンク」、「糀果汁ドリンク」(コールドのみ)など、種類豊富なテイクアウトの糀ドリンク(ホット、コールド)が目を引きます。糀ドリンクとは聞き慣れない言葉ですが、これは同店オリジナルの呼び方で、甘酒のこと。甘酒には、酒粕に砂糖などを加えて作るアルコール分を含むものもありますが、古町糀製造所のものは糀で作るアルコール分ゼロの甘酒です。糀の甘酒はブドウ糖の自然な甘さがあるため、砂糖などの甘味料が必要ないのも特徴です。
酒という言葉でアルコール分を含むと誤解されがちだからと、同店では甘酒をあえて「糀ドリンク」と呼んでいるのだそうです。
ちなみに松屋銀座店では、テイクアウトの糀ドリンクのほか、贈り物にも向く瓶入りの「糀」数種類があります。