京野菜のスペシャリテ
アミューズ
ランチコースは1890円と3360円の2種類ありますが、特に以下で御紹介する3360円のコースは「アミューズ+前菜2種+メイン+デザート+カフェ」というコース構成で、前菜からメインにデザート、カフェまで全て数種類の中から選べるプリフィクス・スタイルになっているのです。これは嬉しいポイントですね。
・前菜1
全て京都の地野菜です
前菜は数種類の中から2種類を選ぶスタイルとなっています。まず選んだのはスペシャリテの「摘みたてハーブと京菜園のサラダ」。たっぷりと立てるように盛り付けられた野菜は全て京の地野菜! フードマイレージが近いので、どの野菜も新鮮! そして高品質。ハーブ類も活き活きとしてますし、気前良く雪の様にまぶされたパルミジャーノ・レッジャーノも見た目と味わいのアクセントに。何より、冬の時期ですら30種類ほどの野菜・ハーブが盛り込まれているのはスゴい! さすがはスペシャリテだけあって、シェフの気愛の詰まった仕上がりとなっています。
あと、面白いというか、印象的だったのは、根菜類は全てミリ単位レベルで薄切りされているところ。また、葉っぱモノも含めて、根っ子が付いた状態で供されているのです。私も野菜は根っ子ごと食べる派ですので、こういう根っ子付きの野菜達は嬉しい限り。京の時野菜への愛すら感じる、京都のテロワール満載のスペシャリテです。
・前菜2
前菜その2
前菜その2は「フォアグラと西京味噌」。西京味噌の甘味とフォアグラの相性の良さはもちろん、フォアグラのねっとり感と、鰹出汁の泡(+ワカメの粉末)、そこに湯葉の柔らかく滑らかな食感が付与されているため、味わい+3種類の食感までもが一度に楽しめる一皿に。まるで和菓子のような見た目のユニークさもいいですね。
・メイン
フランス産BBC豚ロース
メインも数種類の中から1種類を選ぶプリフィクス。これは「フランス産BBC豚ロース」を使った一皿。真空パックで調理された豚肉と、ソースは豚肉からとったジュで、BBC豚肉の旨味がストレートに伝わってくる仕上がりです。
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デザートや特製ハーブティ等を御紹介します。