文書の読みやすさを左右する行間(行送り)
文書の読みやすさを左右する要素はいくつかあります。本文の文字サイズ、フォント、行間、文字間などが代表的ですね。今回は、その中で行間に注目したいと思います。次の3つの文書をご覧ください。どれが読みやすいと思いますか。![行間がせますぎて全体が詰まった印象になっています。とても読みやすいとはいえません](https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/3/9/0/6/2/6/001.gif)
行間がせますぎて全体がゴチャゴチャした印象になっています。とても読みやすいとはいえません
![3つの中では最も読みやすいと思います](https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/3/9/0/6/2/6/002.gif)
3つの中では最も読みやすいのではないでしょうか。
![行間が広すぎて散漫な印象となっています。視線の移動も大きいので読みづらいと思います](https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/3/9/0/6/2/6/003.gif)
行間が広すぎて散漫な印象となっています。視線の移動も大きいので読みづらいと思います
いちばん上は行間がせますぎて、とても読みやすいとはいえません。逆にいちばん下は行間が空きすぎて読みづらいですね。やはり、真ん中がいちばん読みやすいと思います。この真ん中が、ワードの標準設定です。
なお、「行間」と「行送り」は指している場所がちがいます。「行間」は行と行のすき間の間隔、「行送り」は行の上端から次の行の上端までの間隔を指しています。
![「行間」と「行送り」の意味](https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/3/9/0/6/2/6/004.gif)
「行間」と「行送り」の意味
ただし、ワードでは「行間」と「行送り」の意味が混乱しているところがあります。本来は「行送り」なのに「行間」という言葉が使われている箇所があるのです。が、混乱のもとになるので、ここではこの問題には触れないでおきます。
>読みやすい行間(行送り)とは?