3万円分の期待感
PSVitaの躍進のためには、プラットフォームの期待感が必要なのかもしれません。(イラスト 橋本モチチ)
それでも売れていくのは、その時発売されているソフトがどうしても遊びたいという理由だけではなく、これからそのハードが盛り上がっていく期待感とあわせて購入に至るというケースも多いように思われます。
そう考えると、今PSVitaに決定的に足りないのは期待感です。モンスターハンターポータブルシリーズもどうなるのか不透明のまま、何に期待して盛り上がっていけばいいのか、イマイチ分からない状況が続いています。
PSVitaはロンチタイトル以降も、ラグナロク オデッセイや、GRAVITY DAZEなど、ユーザーからの評価が高いソフトが登場し、発売直後としては、コンテンツがしっかりと投入されているプラットフォームになってきていると言えるでしょう。
そういったコンテンツをいかしていくためにも、本体にメモリーカードなどの周辺機器やソフトをあわせて多くの場合は3万円以上、これを払っても間違いない、これから絶対盛り上がる、そういう期待感による最後の一押しが欲しいところです。
この苦しい状況から早く脱出するべく、PSVitaがこれからどう盛り上がっていくのか、そのビジョンをユーザーに示すことが大きな課題ではないでしょうか。
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