PSVitaはどうなった?

発売日には好調なスタートを切りましたが、その後はどうなったのでしょうか?

PSVitaの図

2011年末、PSPの後継機として発売された新型携帯ゲームハードPlayStationVita(以下PSVita)。発売週には潤沢な出荷を背景に好調なスタートを切りましたが、どうやらその後苦戦をしているようです。それも、ちょっとやそっとの苦戦ではなく、かなりの大苦戦です。

どのくらいの苦戦かというと、PSPの発売時を下回るペースというぐらいの苦戦です。PSPはソニー・コンピュータエンタテインメントが初めて携帯ゲーム機市場に参入したハードで、立ち上がりに関しては必ずしも順風満帆とは言えませんでした。しかし、PSVitaはそれをさらに下回っているのが現状です。

PSVitaが今いったいどうなっているのか、なぜ苦戦しているのか、考えてみたいと思います。

好発進するも、急降下

PSVitaの図

実は、大苦戦をしていたPSVita。

冒頭お話しした通り、PSVitaは発売週に関しては好調でした。PSPの発売時と比較しながら数字を追ってみましょう。

PSVitaの初週販売台数が約32万台。PSPの発売週が約17万台ですから、2倍近いスタートです。続いて2週目、PSVitaは約8万台、実はPSPも2週目は約8万台でした。この後PSVitaは週を重ねるごとに数字を落とし、5週目には1万台代までに落ち込みます。PSPとペースを比較すると、5週目でほぼ並んで初週の貯金を使い切った形になり、6週目の時点では完全に逆転されています。

PSVitaもPSPも、発売日近辺に購入するのは新しいハードをいち早く手にしたいマニアや、コアなPlayStationファンが多数だったと考えられます。こういった層はわりと固定的ですから発売日に出荷不足から品切れになったPSPと比較して、PSVitaは潤沢な出荷で滞り無く販売を伸ばした分、その後の伸びが衰えることはそれ程不思議ではありません。

しかし、週販売が1万数千台というレベルまで落ち込むとなると、ちょっと話が違います。極端にコアな層だけが素早く食いついて、その周辺への広がりが非常に弱い印象が拭えません。このまま改善が見られないと非常に低い水準のまま推移していく可能性もあります。

では、どうしてこういう状況になっているのでしょうか?