初心者が確認しておくこと

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALの図

過去作に登場したキャラクターが勢ぞろいし、スプラトゥーンのインクリングやポケットモンスター サン・ムーンのガオガエンなど、新キャラも登場します

遂に発売されたニンテンドースイッチのキラータイトル『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL(以下スマブラSP)』、みなさん楽しく遊んでいますでしょうか。売れ行きは初週120万本以上ということで、ニンテンドースイッチのタイトルの中でもトップの勢いですし、過去のスマッシュブラザーズシリーズと比べても非常にたくさん売れています。

たくさん売れているということは、それだけ初心者の人も増えているということかもしれません。中には、スマッシュブラザーズシリーズ初挑戦という方もいらっしゃるでしょう。スマッシュブラザーズシリーズは、対戦格闘ゲームという分野で考えると、非常にシンプルで誰でも遊びやすい操作のゲームですが、任天堂のアクションゲームの中ではかなり操作や駆け引きが複雑な部類と言えるでしょう。

というわけで、これからスマブラSPを始める初心者の皆さんの為に、基本の基本、イロハのイをお伝えしたいと思います。
 

チュートリアルを見よう

ニンテンドースイッチの図

ニンテンドースイッチで初めてスマブラをするという人も少なくないでしょう

さあ、何はともあれスマブラがどんなゲームであるか、基本の情報を知るためには、ゲーム中のチュートリアルムービーを見るのがオススメです。ところがこのチュートリアルムービーがどこにあるのか分からないという人が多いのです。タイトル画面でボタンを押さずに放置しておいても流れたりしますが、すぐに見るには、タイトル画面の次に現れるホーム画面の「コレクション」から、「ムービー」に進み、「How to play ムービー」を観ましょう。スマブラSPではどうやったら勝ちになるのか、攻撃の種類はどんなものがあるのかなど、本当の初心者向け情報を分かりやすい動画で観ることができます。

また、細かい操作に関しては、個別に短い説明動画を観ることもできます。こちらは、ホーム画面で右、もしくはZEボタンを押すことで右側からニュッと飛び出すメニューの1番下、「ヘルプ」から「テクニック」に進みましょう。全77種類のテクニック動画が用意してあります。

短いとはいえ、最初から何十もの動画を観るのは疲れてしまいますし、一度には覚えきれません。番号の小さい方により基本的なテクニックが掲載されているので、1~12ぐらいまで観ておくことをとりあえずはオススメします。書いてあることを実践してみて、使いこなせたら次に進みましょう。実は、ここに掲載されているテクニック、かなり実践が難しい上級者向けのものもありますので、できなくても、あまりこだわる必要はありません。

また、ボタン配置についても確認しておく方がよいでしょう。ニンテンドースイッチは使っているコントローラーや持ち方などでボタンの使われ方が変わるので、それに合ったボタン配置を確認しておく必要があります。攻撃ボタンはA、というような説明の仕方はできないのです。ボタン配置は、ホーム画面で右もしくはZRを推すことで右側から出てくるメニューの「オプション」から「ボタン」を選択し、「おなまえ」を選ぶと各コントローラーごとに確認することができます。このおなまえというのは、対戦時に設定できるプレイヤーの名前ですね。誰がどのキャラクターを操作しているか分かりやすく表示するためのものです。もし、設定していなければ「おなまえなし」を選べば問題ありません。このモードでボタンが確認できるほか、自分の遊びやすいようにボタン配置の変更を行うこともできます。
 

スマッシュと復帰を練習しておこう

スーパーマリオブラザーズの図

マリオなら、元のゲームのイメージ通り拳を突き上げたジャンプで復帰できます

スマブラを遊ぶ上で、初心者にとって特に重要になるテクニックについて、いくつかお話しておきます。とにかく大事なことは、スマッシュ攻撃と復帰です。スマッシュ攻撃でふっとばし、復帰で戻ってくる、得点を取る時も、失う時も、この2つが非常に重要になります。

スマッシュ攻撃は、素早くスティックを倒しながら攻撃ボタンで放つことができ、スティックの方向に応じて上下と横の3種類の技が各キャラクターに設定されています。攻撃ボタンを押しっぱなしにするとためることができ、1秒ほどためてから攻撃ボタンを離すことで最大威力のスマッシュ攻撃を出すことができます。スマッシュ攻撃は相手を吹っ飛ばすのに最適な攻撃で、ダメージが蓄積した相手を画面外に吹き飛ばしたい時に積極的に使いましょう。逆に、画面外に吹き飛ばす以外の時は、隙が大きいため、あまり使わない方がよいかもしれません。

ゲームに慣れてきたら、画面下側に表示されている、相手の蓄積ダメージに注目して、100%近くまでたまっている相手にはスマッシュを狙っていきましょう。また、スマッシュだけでなく、キャラクターによって必殺技にも吹き飛ばし性能の高い技がありますから、トレーニングモードなどで試して確認しておくと良いでしょう。トレーニングモードは、ホーム画面から「いろんなあそび」を選び、「トレーニング」に進むことで、敵に攻撃される心配なく、色んな技を試すことができます。

もう1つ重要なのは復帰です。スマブラSPでは、吹っ飛ばされて画面外に出ても、一定範囲内であれば、ステージに戻ってくることができます。この時、足場のない空中からステージまでジャンプなどを駆使しして戻らなければいけません。実は、キャラクターによってさまざまなので一概には言えませんが、基本はジャンプと上必殺技の組み合わせで戻ります。

スマブラSPに登場するキャラクターは空中ジャンプをすることができます。吹っ飛ばされたら落ち着いて、まずはステージの方向にジャンプ、ジャンプの軌道が頂点に達したぐらいを見計らって、スティックを上に倒して必殺技ボタンを押します。多くのキャラクターの上必殺技は上昇しながら攻撃を放つので、これを利用して復帰することができます。また、一部のキャラクターは横必殺技で横移動できる場合もあります。例えば、フォックスの横必殺技「フォックスイリュージョン」は高速で突進する攻撃ですが、この突進を横移動に使って復帰する事も出来ます。

キャラクターによっては非常に特殊な方法で復帰する場合もあります。ネスの上必殺技PKサンダーは、電気の玉を放ったあと、その電気の玉をスティックで自由に動かして攻撃できる技ですが、自分にあてることで、自分を吹っ飛ばして体当たりすることもできます。これを応用し、空中でPKサンダーを使い、うまく操作してステージと反対方向から自分にあてることで、ステージの方向に自分を突進させることができます。これはなかなか難しい操作ですね。また、カービィのように、たくさんジャンプを繰り返すことができるキャラクターもいます。カービィはなんと5回もジャンプをすることができ、フヨフヨと空中を飛んで戻ることができます。こちらはかなり初心者向けと言えるでしょう。

自分の使いたいキャラクターの上必殺技や横必殺技などを確認し、復帰を練習しておきましょう。
 

アイテムの効果を確認しよう

ポケットモンスターの図

モンスターボールはできるだけゲットです!

初心者が全然分からないものとして、アイテムの効果が挙げられます。スマブラSPには非常にたくさんのアイテムがありますから、その効果を把握するのは結構大変です。そして、アイテムの中には状況を逆転するような強力なものもたくさんありますから、確認しておくことをオススメします。

最初は遊びながら適当に使って、その都度楽しみながら効果を覚えていくというのも良いと思いますが、使ってもよく効果が分からなかったアイテムや、相手に使われてすごく強力だったアイテムなどをトレーニングモードで確認すると良いかもしれません。トレーニングモードでは対戦中に+ボタン、もしくは-ボタンで出すことのできるポーズメニューの右下に「アイテム」の設定があり、ここから好きなアイテムを瞬時に画面に登場させることができます。

色んなアイテムがあり、また、使い方も工夫次第で色々できるんですが、その中でも初心者の人に知っておいて欲しい強力なアイテムを3つ紹介しておきます。1つはスマッシュボール。これは画面に表れてふわふわと漂い、攻撃することでパリーンと割って手にいれることができます。スマッシュボールを割ったキャラクターは7色に光り輝き、スティックを倒さない状態で必殺技ボタンを押すことで、それぞれが持つ「最後の切りふだ」を放つことができます。スマッシュボールは追いかけて割るのがなかなか大変なので、割ることになれることと、自分の使っているキャラクターの最後の切りふだについても、使ってみて把握しておいた方がいいでしょう。最後の切りふだは決まれば一撃必殺、かなり高い確率で相手を画面外へ吹き飛ばしてくれます。

あと2つ覚えておいていただきたいのは、モンスターボールと、アシストフィギュアです。この2つは似た効果なのですが、モンスターボールを投げると、中からポケモンが出てきます、アシストフィギュアを取ると、ポケモン以外の様々なキャラクターが出てきます、どちらも基本的には様々な効果で使ったプレイヤーに味方してくれます。

出てきたポケモン達やアシストフィギュアは自分で操作する必要がなく、勝手に相手を攻撃してくれるものも多いので、初心者には心強い味方です。見つけたらできるだけ取ることをオススメします。1つだけ注意点は、モンスターボールを攻撃ボタンで拾い、もう一度攻撃ボタンで投げることができますが、大事なのはその方向です。初心者がやりがちなのは、ステージの外に向かって投げてしまい、そのまま落っこちてポケモンが出てこないというパターンです。スティックを下に倒して攻撃ボタンを押し、地面に投げる癖をつけておくと、間違いなくポケモンが出てくるのでオススメです。
 

防御、回避、投げ、強攻撃を使おう

ストリートファイターIVの図

普通の格闘ゲームであれば強攻撃を出すのが難しいということはあまりありませんが、スマブラはちょっと特殊です

さあ、ここからは基本の基本から少しだけランクアップするためのアドバイスです。初心者があまり使わない基本行動があります。多くの人は、必殺技、スマッシュ攻撃、小攻撃、ジャンプあたりは良く使えるのですが、シールド、回避といった守る行動が忘れがちなのと、投げ、強攻撃といった意識して操作しないと出ない攻撃がおろそかになりがちです。これらを使いこなせると対戦の駆け引きがワンランクアップしますから、基本になれてきたら試してみましょう。

シールドの操作はシールドボタンを押すだけ。押している間は丸いシールドが出て、攻撃を受けてもダメージが加算されず、吹っ飛びもしません。ただし、シールドは時間経過で小さくなって、最後は割れて気絶してしまいますので、ずっと張っていることはできません。

敵のスマッシュ攻撃や必殺技などに重ねられると、敵の攻撃の隙を狙って反撃しやすくなります。また、シールドボタンを押した状態でスティックを左右に倒すと、キャラクターがさっと横移動して回避ができます。回避中は無敵時間があり、攻撃をかわしながら距離を取ったり、あるいは相手の後ろに回り込んで攻撃することも可能です。また、回避はシールドボタンを押しながら下を押すことでその場で回避することも可能ですし、空中でシールドボタンを押すことで空中回避をすることもできます。空中回避はスティックを横に倒しながらシールドボタンを押すことで移動しながら回避することもでき、この移動を復帰に使うこともできます。覚えておくと便利でしょう。

次は投げ。投げもコマンドは簡単で相手の近くで投げボタンを押すだけです。しかし、こちらが投げボタンを押したときに相手が攻撃をしていると、投げが攻撃に潰されてしまいます。じゃあ、いつ投げるのか、それは相手がシールドを張った時に投げるんですね。というわけで、相手がシールドを張ってこちらの攻撃を防御してくるなと思ったら投げを試してみるようにしましょう。投げを警戒すると、シールドを安易に張りにくくなり、そうすると今度は攻撃が通りやすくなります。こうして駆け引きが動いていくんですね。ちなみに、投げボタンはアイテムを投げるのにも使えます。モンスターボールのようなもともと投擲する為のアイテムは攻撃ボタンで投げられますが、バットのような、攻撃ボタンで投げないアイテムは投げボタンを押すことで任意に投げることができます。相手にぶつけたり、要らない道具を捨てたりと、覚えておくと便利です。

最後は強攻撃です。多くの格闘ゲームで強攻撃が使われにくいという状況はなかなかないと思いますが、スマッシュブラザーズシリーズはちょっと特殊です。弱攻撃は攻撃ボタンを押せば出すことができます。スマッシュ攻撃はスティックを素早く倒しながら攻撃ボタンを出すことができます。強攻撃はその中間で、スティックをゆっくり倒す、あるいは少しだけ倒して攻撃ボタンを押すと繰り出すことができます。しかし、スティックを勢いよく倒すよりも、ゆっくり倒したり少しだけ倒す方がコントロールが必要で、咄嗟に使うのが初心者にはとても難しいのです。トレーニングモードで練習してみると良いでしょう。

おそらく、下の強攻撃は、しゃがんでから攻撃ボタンを押せば出るので誰でも使いやすいと思います。難しいのは横強攻撃と上強攻撃で、横強攻撃はスマッシュ攻撃やダッシュ攻撃が出やすく、上強攻撃はスマッシュ攻撃や、ジャンプ攻撃になってしまう人もいるんじゃないでしょうか。ここでどうしても難しいという人は、ボタン配置を変えることをオススメします。
 

ボタン配置を変えよう

Joy-Conの図

どのコントローラーどう持つかでボタンの役割が変わります

ボタン配置を変えることで、難しいと思っていたいくつかの操作が簡単にできることがあります。ボタン配置は、既に一度ご説明していますが、ホーム画面で右もしくはZRを推すことで右側から出てくるメニューの「オプション」から「ボタン」を選択し、おなまえを選ぶと各コントローラーごとに確認することができます。この時、自分のおなまえを設定してからボタン配置を設定すると、そのおなまえを選んだ時だけ自分の設定したボタン配置にすることができ、色んな人と遊ぶときに便利です。

強攻撃を出すのが難しいという人は、Joy-Conを2つ使った操作や、プロコントローラー、ゲームキューブコントローラーを使っての操作の場合、右スティックに割り振られているスマッシュ攻撃を強攻撃変えるのが簡単だと思います。右スティックを上下左右に動かすだけで、その方向に強攻撃を出すことができるようになります。ただし、Joy-Con1つを横持ちで遊ぶ場合は右スティックが無いので、この方法は使えません。

また、上方向の強攻撃が難しいという場合、左下にある「その他の設定」から「はじいてジャンプ」をOFFにすると、上を押してもジャンプすることが無くなるので、下強攻撃のように、上を押しっぱなしにしてから攻撃ボタンを押すことで上強攻撃を出せるようになります。こちらはJoy-Con横持ちでも使えるテクニックです。
 

楽しく遊ぼう!

スマブラの図

テクニックは色々ありますが、楽しく遊ぶのが1番大事です!(イラスト 橋本モチチ)

いかがだったでしょうか、かなり情報量がありますが、これでも初歩の初歩です。スマッシュブラザーズシリーズは、簡単に遊べるようで、やりこんでいくと奥が深く、それこそeスポーツの世界で戦っているプレイヤーはまるで別次元の動きをする、そんなゲームです。しかし、全てのテクニックが自由自在に操れなければ遊べない、ということではありません。最後に、ガイドの娘のお話を少しさせてください。

ガイドには6歳の娘がいます。ガイドと、奥さんと、娘の3人で時間を見つけてはスマブラSPを遊んでいます。娘はゲーム好きですがアクションゲームが上手とは言えず、おそらくここで説明したようなことは、娘はほとんど全てできません。手元を見ずに自分が押しているボタンを把握するのも難しいというような状況で、ジャンプボタンが分からず壁を飛び越えるのに苦労していたりしますし、基本的に自分からどんどん落ちて行ってしまうので、娘が勝利することはまずありません。

最初はガイドも、なんとか娘でも勝てるように、あるいは善戦できるようにと、落ちにくいステージを選んだり、ハンデをつけたりしていましたが、娘は落ちにくいステージばかり選ぶことを嫌がるのです。なぜかというと、どうも色んなステージで遊んでみたいようなのです。娘はYouTubeでピクミンの動画を観ていたようで、ピクミンステージが出ると喜びます。ピクミンステージは雨が降ると水が流れてあっという間に落とされてしまいますが、そんなことはお構いなしです。

ある時、ガイドが自分のMiiを使ってMiiファイターを作りました。なかなかガイドに似ています。娘はそれを見ると、それはもうゲラゲラと大笑いして自分も使いだしました。奥さんもガイドもMiiファイターを使って、画面ではおとうちゃんがおとうちゃんをボッコボコに殴り倒しています。その後、ゲームを遊んでいない時も、突然娘が「ふふふふふ」と笑うので、「どうしたの?」と聞くと「昨日のスマブラおもしろかったね!」と言ってきます。もちろん娘はボロ負けです。でも、彼女は勝ち負けを超越したところでゲームを楽しめているのです。手前味噌ではありますが、わが娘ながら天晴と思いました。勝っても負けても楽しめるのは、対戦ゲーム上級者のふるまいだと、ガイドは考えているからです。

スマブラは勝ったら楽しい、自由に使いこなせたら楽しい、でも、メチャクチャに遊んでも色んなことが起きて楽しいゲームです。上手になる練習ももちろん楽しいですが、それだけではなく、ぜひ、ミッドガルでリヴァイアサンのタイダルウェイブにのまれ、ニンテンドッグスに画面を隠され、スマッシュボールを取ろうとしたら、偽の爆弾スマッシュボームで全員爆発するようなスマブラを気軽に楽しんでいただきたいとも思います。

2018年12月31日 ジャンプの仕様について、多くのキャラクターが空中ジャンプを2回できるとする記述がありましたが、誤りでした。例外的に複数回空中ジャンプができるキャラクターはいますが、多くのキャラクターにおいて空中ジャンプは1回までです。お詫びして訂正いたします。

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【関連サイト】
田下広夢の記事にはできない。(ゲーム業界ニュースガイド個人運営サイト) 

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