PSVita 約32万台でスタート

PSVitaの図

いよいよ登場の新ハード。手に取ると、有機ELディスプレイが大変に美しく、次世代きたって感じがします。

2011年12月19日、待ちに待った新ハード、PlayStationVita(以下PSVita)が発売されました。発売2日間で集計された初週の販売台数は約32万台。さてさて、さんじゅうにまん、と申してはみたものの、それがゲームハードのスタートにとって、多いのか、少ないのか、よく分からない方もいるかもしれません。

発売日当日は、朝早くから大型電機量販店などに行列ができて大盛況だったという報道が流れました。一方で、売り切れるほどではなく、もちろんお店にもよりますがそれなりに在庫はあり、消化率、つまり初回出荷数に対する販売台数の割合はそれ程高くはないとも言われています。

というわけで今回は、約32万台のスタートということが、PSVitaにとってどういう意味を持つ数字なのか考えてみたいと思います。

3DSと同等のスタート

3DSとPSVitaの図

今後は、3DSを買おうか、PSVitaを買おうか迷う人も出てくるんでしょうね。

まず、分かりやすいところで、ライバルハードとされる任天堂のニンテンドー3DS(以下3DS)と比較してみましょう。3DSの初週発売台数は約37万台。単純に比較すると3DSの方が多く売れています。ただ、今後のハードの展開を考える上では、この5万台ほどの差をあまり大きく見る意味はないでしょう。やや乱暴かもしれませんが、ほぼ同等のスタートという言い方で良いと思います。

両者の違いとして、発売月の違いが大きなポイントとして挙げられます。3DSは2月発売ということで、初週、翌週ぐらいまではハードを触りたいコアなゲームファン、あるいは任天堂ファンが購入しましたが、その後の需要を伸ばすのにはかなり苦労した印象があります。おそらく、発売日に飛びついたのがコアなファンであることはPSVitaも同じでしょう。ここから、翌週、翌々週、さらには年始も含めて、ゲームの販売が大きく動く商戦期にどこまで伸ばして勢いをつけられるかが重要になってきます。

ただし、発売月こそ年末商戦の12月と有利ではあるものの、10ヶ月のアドバンテージを持ったライバルの3DSが8月に1万円値下げした上、スーパーマリオ3Dランド、マリオカート7、モンスターハンター3Gと大型タイトルを用意し万全の体制で勝負をかけてきています。そういう意味で、より苛烈な市場争いの中ハードを伸ばしていかなければいけない状況でもあります。

PSVitaのスタートについて考える時、もう1つ、比べておくべきハードがあります。