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大阪の子ども医療費助成は橋下知事時代に変わったのか(4ページ目)

前回、大阪府の子どもの医療費助成を調べた2008年5月は大阪府知事に橋下さんが就任した直後。あれから3年半が過ぎ、橋下さんが府知事を辞任しました。子どもの医療費助成に関しては、この間、どのような変化があったのか調べてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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■Mグループ(通院入院共に小学校就学まで/所得制限不明)
交野市門真市四条畷市泉南市阪南市河南町 

今後も医療費助成の拡大に期待!

今後も医療費助成の拡大に期待!

Mグループの助成対象年齢は通院入院共にK・Lグループと同じですが、所得制限の有無について確認できなかったのでグループを分けました。交野市、泉南市、阪南市は3歳までだった通院が小学校就学までへ拡大しています。四条畷市は通院が2歳までから小学校就学までへ拡大しています。門真市は前回と変わりません。
 
■Nグループ(通院は4歳まで/入院は小学校就学まで/所得制限は5歳から有り)
泉大津市

泉大津は前回通院が3歳までだったので、1歳だけ拡大していますが、他と比べたらかなり寂しい内容です。

■0グループ(通院は3歳まで/入院は小学校就学まで/所得制限有りor不明)
高石市泉佐野市

高石市も泉佐野市も前回と変わりません。過去多くの市町村の子ども医療費助成を調べてきましたが、通院が3歳までしか対象になっていない市町村は記憶にありません。財政事情が相当厳しいと考えられますが、これから子育てしていく人にとっては、できれば他の市町村に居住した方が良さそうです。


※医療費助成の詳細や今後の改定予定については各市町村へ問い合わせて下さい。 

まとめ

大阪府はどこも一部自己負担がありますが、現状は大きな負担ではないかと思います。しかし、府としての助成内容が通院は2歳までとなっていることには驚きです。多くの市町村で医療費助成の内容を上乗せしているところから、子育て支援にはどこも前向きだと思います。ただ、府として通院が2歳までしか打ち出せないのは、各市町村に相当気を使っているのか、または上手く連携が出来ていないからではないでしょうか。

前回の調査から3年半たって言えることは、大阪府内のほとんどの市町村は医療費助成の内容拡大に積極的で実現してきました。助成対象を前回から拡大していない市町村は10しかありません。しかし大阪府は前回と変わらず、しかも他県より相当小ぶりな助成内容です。子ども医療費助成と呼ばずにまだ乳幼児医療費助成と呼んでいることからも、医療費助成にあまり積極的ではないようです。

子供の医療保険を考える際は、まずは医療費助成など公的な制度の内容を確認し、それだけではまだ不安だと思うときは、不足している保障を民間の医療保険等で確保するようにしてみて下さい。



【関連リンク】
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