前回、大阪府の子ども(乳幼児)医療費助成を調べた2008年5月は大阪府知事に橋下さんが就任した直後。あれから3年半が過ぎ、橋下さんが府知事を辞任しました。子ども(乳幼児)の医療費助成に関しては、この間、どのような変化があったのか調べてみました。なお多くの大阪府各市町村では子どもの医療費助成を乳幼児医療費助成と呼んでいる為、以下では乳幼児医療費助成と書きます。

2008年の大阪府の乳幼児医療費助成

医療費助成はありがたい制度

医療費助成はありがたい制度

大阪府では財政再建に取り組むために財政再建プログラムを策定しました。これには聖域はなく乳幼児の医療費助成も削減の対象になっています。大阪府が財政再建に取り組む前の2008年5月時点での乳幼児医療費助成内容は次のようになっていました。

入院の助成対象期間……小学校就学まで(6歳になってから最初の3月31日まで)
通院の助成対象期間……2歳まで
所得制限……有り(児童手当の特例給付を準用し、例えば扶養親族等の数が3人の場合だと所得制限限度額は646万円)
一部負担金……有り(入院・通院各500円/日、月2回分までで1ヶ月間での一部自己負担金額上限は2,500円)

現在の大阪府の乳幼児医療費助成 

財政再建プログラムの試案では患者の負担が増える内容になっていましたが、結果として大阪府としての助成内容は前回(2008年5月)調査時点と変わりありません。各市町村では大阪府の助成内容に独自で上乗せしています。その為、各市町村ごとに医療費助成の内容は異なります。大阪府の各市町村では主に下記の3点で独自色を出しています。

  • 府では2歳までとなっている通院時の助成をいつ(何歳、何年生)まで上乗せしているか?
  • 府では小学校就学までとなっている入院時の助成をいつまで上乗せしているか?
  • 所得制限はあるのか?何歳からあるのか?
ただ、一部自己負担金の内容は全ての市町村が府の制度そのままであり、入院時の食事療養費助成についても統一されていて、独自性のある市町村はありませんでした。


次のページ以降で各市町村の2008年との違いをまとめてみました。