各自治体が子育て支援として取り入れている乳幼児等の医療費助成について、過去5回取上げてきました。そして、今回は財政再建を訴えて当選した橋下知事の大阪府を取り上げてみました。

医療費助成はありがたい制度
医療費助成はありがたい制度
財政状況が厳しい大阪府を再建していくために、財政再建プログラム試案が発表されていますが、乳幼児の医療費助成も例外ではなくその中に含まれています。

大阪府としては、支出を減らして財政を立て直していきたいところですが、国を挙げて取り組んでいる少子化対策には逆行することになります。医療費助成は府の制度に各市町村が独自で助成内容を上乗せして住民に提供しているので、内容を維持していくには府が予算を縮小する分、各市町村の負担が増すことになります。今後、府や各市町村がどのような対応をとっていくのか注目していく必要があります。

医療費助成の内容が財政再建プログラムによってどう変わるかは未定ですが、まずは変わる前の内容を確認しておきましょう!

過去の医療費助成記事
子供の医療費助成を比較!東京23区編
子供の医療費助成を比較!神奈川県編
子供の医療費助成を比較!第3弾全国編
子供の医療費助成を比較!東京編2008
子供の医療費助成を比較!神奈川編2008

財政再建プログラム試案では自己負担がアップ!

■大阪府の現在の医療費助成内容

大阪府の現在の乳幼児医療費助成内容は次のようになっています。

入院の助成対象期間……小学校就学まで(6歳になってから最初の3月31日まで)
通院の助成対象期間……2歳まで
所得制限……有り(児童手当の特例給付を準用し、例えば扶養親族等の数が3人の場合だと所得制限限度額は646万円)
一部負担金……有り(入院・通院各500円/日、月2回分までで1ヶ月間での一部自己負担金額上限は2,500円)

■財政再建プログラム試案の内容

自己負担部分が1ヶ月間で500 円×2回まで、上限が2,500円までだったのを、試案では1割負担へ変更する予定となっています。所得制限も現在の児童手当特例給付から児童手当準拠へ変更する予定です。この場合、扶養親族等の数が3人の場合だと所得制限限度額は646万円から574万円へ下がります。特例給付では限度額の範囲内だけれど、通常の給付では限度を超えてしまう人にとっては、負担増となります。

2008年11月から実施予定で、大阪府では他の医療費助成(老人・障害者・一人親家庭)分も含めて、2008年に13億5600万円、2009年に40億6800万円の削減効果を見込んでいます。


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