ふすまで噛みごたえをプラスすると、肉、チーズ系にぴったり!
バターロールのようにリッチではないけれど、食事と一緒に、またはサンドイッチに、とシンプルなだけにいろいろな楽しみ方ができるパンです。今回は小さいファンデュ型(双子型)にしましたが、少し大きい丸型にしてもいいし、棒状にしてドッグパンにしてもいいです。ドッグパンにしたら、粗挽きソーセージやチョリソなど、ジュワっと脂を噛みしめられるソーセージをはさんでほしい!
写真では、刻んだドライトマトをクリームチーズに混ぜ込んだものをはさみました。厚切りブリーチーズや、上質バターと生ハムなどもサンドイッチフィリングにおすすめです。
写真では、刻んだドライトマトをクリームチーズに混ぜ込んだものをはさみました。厚切りブリーチーズや、上質バターと生ハムなどもサンドイッチフィリングにおすすめです。
小麦ふすま入りテーブルロールの材料(12個分)
小麦ふすま入りテーブルロールの作り方・手順
ふすま入りテーブルロール
1:
フランスパン専用粉、ふすま、塩、砂糖、スキムミルクをボウルに入れる。水にはインスタントドライイーストを振り入れておく。
寒い時期は、人肌のぬるま湯を使う。2:
粉類をよく混ぜる。
3:
インスタントドライイーストの入った水をよく混ぜて、溶かす。
4:
2の粉の中心にくぼみをつくり、3を流し入れる。
5:
スプーンで全体をざっくり混ぜる。粉っぽさがなくなったら、ひとまとめにして、台に取り出す。
6:
生地をこねる。まず、手前に2つ折りする。
7:
手前から向こうに押し広げる。90度回転させて、6と7を繰り返し、10分ほどこねる。
8:
生地の一部を切り取って、指先で薄くのばすと、厚めの膜ができる(でも、すぐ穴があく)くらいになったら、こね上がり。
9:
指先で押して、生地を平らにし、上にショートニングを塗る。
10:
ショートニングを四方の生地で包む。
11:
生地を握りつぶすようにして、ショートニングと生地をなじませる。
12:
ショートニングがなじんだら、6と7を繰り返して、こねる。生地の一部を切り取って、指先で伸ばすと、ショートニングを入れる前よりは薄い膜ができる(でも、穴はあく)くらいになったら、こね上がり。
13:
表面を張らせるように、生地を裏でつまみとめて丸め、ボウルに入れる。固くしぼったぬれ布巾をかけて、オーブンの発酵機能を利用するなら30℃で50~60分、25℃くらいの室温で1時間~1時間半、生地がひと回り大きくなるまで、発酵させる。
14:
発酵まで待てない!というときは、深めのプラスチック容器に発酵前の13の生地を入れ、乾燥しないようにビニールに包み、冷蔵庫で一晩、ゆっくり発酵させてもよい。ひと回り大きくなっていれば、次の工程に進む。
15:
発酵した生地をカードかスケッパーで、12等分にする。
6~10等分にして、好みの大きさにしても。16:
表面を張らせるように、生地を丸め、固くしぼったぬれ布巾をかけて、10~15分おく(ベンチタイム)。
17:
指先で軽くつぶして、平らにする。
18:
丸く成形する。表になる面を下にして、四方から生地を中心に集めるようにして、表面を張らせ、しっかりつまみとめる。
19:
とじめを下にして生地を置き、粉をまぶした箸を中心に押しつける。生地が切れない程度に、底までギュッと。
20:
桃まんじゅうのような形になる。
21:
天板に並べ、固くしぼったぬれ布巾をかけて、オーブンの発酵機能を利用するなら35℃で40~50分、25℃くらいの室温で1時間~1時間半、生地がひと回り大きくなるまで、発酵させる。
22:
190℃(ガスオーブンなら180℃くらいに下げる)に温めたオーブンで、12~15分、底も薄く色づくまで焼く。
ガイドのワンポイントアドバイス
噛みごたえのあるパンです。とろみのあるスープやシチュー、がっつり系のフィリングをはさんで、スパークリングワインと一緒に食べるなんていいと思います。(パン制作/松野玲子 スタイリング・撮影/野口英世)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。