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飲み方いろいろ! “飲むサラダ”マテ茶の作法(2ページ目)

マテ茶はアルゼンチンを中心に、パラグアイ、ウルグアイ、ボリビア、ブラジルなど、南米全域で飲まれるお茶。日本ではまだ馴染みのないマテ茶について、飲み方と作法を紹介します。

栗本 斉

執筆者:栗本 斉

アルゼンチンガイド

マテ茶の作法

マテ茶をみんなで廻し飲みすれば、誰とでも仲良くなれる

マテ茶をみんなで廻し飲みすれば、誰とでも仲良くなれる

マテ茶には、日本のお茶の飲み方とは違う手順と作法があるので解説しておきましょう。これは、アルゼンチンでの伝統的な廻し飲み方法です。

  1. まずは、マテ茶の茶葉、お湯、そしてお茶の器であるマテ壺、ボンビージャといわれるストローを用意しましょう。マテ壺はおもにひょうたんでできていますが、金属製や牛の角でできたものもあります。ボンビージャは金属製が一般的。
  2. マテ壺に茶葉を入れます。もったいぶらずにたっぷり入れましょう。目安はマテ壺の半分から3/4くらいです。
  3. マテ壺の口を手で塞いで逆さにし、細かい茶葉を取り除きます。そしてボンビージャをしっかりと差し込みます。
  4. お湯をゆっくりと注ぎます。ボンビージャは差し込んだままで、絶対に動かさないようにしましょう。理由は味が変わったり茶葉が詰まったりするからだそうです。
  5. まずは最初に飲む人に渡し、渡された人はそのお茶をすべて飲み干します。残すのはマナー違反です。
  6. 飲み終わったら、再びお湯をつぎ足して、次の人に回します。こうやって、その場にいる人たちは全員順番にひとつの器で廻し飲みしていきます。
  7. これを何度も続けるのが、マテ茶の楽しみ方。途中でもういらないというときは「グラシアス!(ありがとう)」と伝えましょう。これはマテ茶の席では、「けっこうです」という意味になります。

マテ茶をよく飲む地域に行けば、このような廻し飲みの光景はよく見られますし、実際にその場に加わることもあることでしょう。このマテ茶の習慣に参加するのが、現地の人たちと仲良くなる最大の秘訣でもあります。もしマテ茶が廻ってきたら、スマートに受け取って飲み干してみましょう。多少苦くても、笑顔だけは忘れずに!
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