高級マンション/注目の高級マンション

希少性に着目「グランフロント大阪オーナーズタワー」(2ページ目)

『グランフロント大阪』の開発面積は約7ha。「東京ミッドタウン」と同等の敷地規模である。また貨物操作場跡地といえば「汐留」を連想させるが、そのスケール、立地の希少性、将来の期待感などさまざまな観点において最注目のプロジェクトといえよう。話題の「グランフロント大阪オーナーズタワー」をレポートする。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド

エントランスホール「ザ・レセプション」を再現

リビング(奥がマスターベッドルーム)

リビング(奥がマスターベッドルーム)

「グランフロント大阪オーナーズタワー」は2013年4月の完成予定である。現在、中之島の「リーガロイヤルホテル大阪」の隣地に販売センターを構え、先行分譲を行なっている。ここで、迎賓館のような佇まいのこのモデルルームの特徴をひとつだけ紹介しておこう。

建物に入り、受付を済ますとその自動扉の向こうに高さ7mもの巨大な吹き抜けの空間が広がる。なんとこれが、実際のタワーの1階部分にあるエントランスホール「ザ・レセプション」の設計を調度品含め再現したもの(下の画像)。さらに奥に進むと、ラウンジ空間「ザ・リビング」も用意されてある。これほど1階共用部を忠実に用意したモデルルームははじめてだ。

マンションは(とくに大規模の場合)、共用部のグレード感が資産性に少なからず影響を与えるといわれているが、工事中の段階ではその肝心の空間をパースで見てイメージするしかない。だから今回のように重要な箇所を実際に体感できるメリットはとても大きい。実物主義の人もこれなら納得の上で検討できそうだ。
「ザ・レセプション」

「ザ・レセプション」


平均坪単価は約300万円、最高額は4億1,500万円

ゲスト用のベッドルーム

ゲスト用のベッドルーム

内装は隅から隅までクラシックで統一されている。間取りも、玄関脇にトイレを設けたり(一部)、キッチンをクローズにするなどホテルを意識したしつらえに徹底されてある。玄関には上框もなく、天然石を敷き詰めた廊下は共用部の高級感をそのまま室内へ踏襲した格好だ。

「グランフロント大阪オーナーズタワー」は9月に47戸を先行分譲し、現在ほぼ完売の状態だそう。最高額4億1,500万円(300.10平米)を含む最上階住戸はすべて客付けが終わりつつあるという。販売坪単価は全体平均で300万円前後の設定である。

希少性のある立地に免震構造の採用。そして妥協のない内装グレード。あえていうならタワーでありながら眺望を意識した開口部の少ない点が気になったが、これは物件単体の問題ではなく、大阪全体のテーマといえるだろう。それにしても、価格設定がリーズナブルに感じたのが一番の印象であった。

【関連サイト】
グランフロント大阪オーナーズタワー
【関連記事】
「免震と制震の基礎知識<番外編>」

【お知らせ】
Facebookページを公開しています。質問などコメント欄を自由にお使いください。
※但し、基本データが確認できる場合に限りますので、予めご了承願います。

【モデルルーム・実物マンション内覧記録】


Copyright(C)2006 MH3 Inc. All rights reserved.

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます