チューリップの育て方
知っているようで知らない、チューリップの栽培方法、球根の選び方、植え方、水やりなど、チューリップ栽培の基本を覚えましょう。球根の選び方
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かっちり締まった、良い球根を
なお球根の選び方や、植え付けの基本については、ガイド記事「球根植物を楽しむ」でも詳しく述べていますので、御参照下さい。
チューリップの植え場所と植え付け方
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L、ウエストポイント
鉢植えの場合は、置き場所を移動できる点がメリットです。ただしチューリップは、一定期間寒さにあてないと開花しないので注意しましょう。土は球根用の培養土を使うのが手軽ですが、水はけの良い土であることがポイントです。植え付けは、10月中旬から11月下旬頃が適期です。
植え付けの深さと植え付け間隔は、庭植えか鉢植えか、また一年限りとするか翌年もまた楽しみたいのかで異なります。翌年もまた楽しみたいのであれば、開花後に球根を充分太らせることができる、庭植えにしましょう。深さは球根の高さ2~3個分で、植え付け間隔は球根の幅2~3倍くらいで植えます。一年限りと割りきるのであれば、ゴージャスに密植しても構いません。
鉢植えの場合は、根張りのスペースを取るために、球根は浅植えとなります。間隔は、通常は球根1個分ほど開けますが、花後球根の充実はあまり望めないので、春の華やかさを思い切り追求して密植しても。また他の球根やパンジー、ビオラなどと取り混ぜて、ダブルデッカー、トリプルデッカーを楽しむのもよいでしょう。
水やりと肥料
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T、ラッキーストライク
肥料は、元肥として植え付け前に緩効性肥料を施しておきます。また、子球を育てる場合は、芽が出た時と花後1回ずつ液体肥料を与えます。
チューリップの病虫害
チューリップによく見られる病気としては、- モザイク病…花弁に本来あるはずのない縞模様が出る
- 白絹病…株元に白い菌糸が現れ、立ち枯れる
- 軟腐病…地際や球根が腐る
また、虫害としては、アブラムシやネダニが発生することがあります。特にアブラムシはモザイク病などを媒介するので、株元にオルトランをまくなどして防除します。
花後の管理
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切花にして、お部屋で楽しんでも
花後、来年のために子球を育てる場合は、葉が黄変するまで刈り取らずに残しておきます。葉が黄変してきたら、晴れた日を選んで球根を掘り上げましょう。
掘り上げた球根は、土を落として日陰の風通しの良いところで乾かし、根を取り除いて次の植え付けまで保管しておきます。できれば乾燥させる前に、ベンレートで消毒しておくとよいでしょう。
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