マンション物件選びのポイント/マンションの構造・耐震性

子どものいる家庭で気をつけたい地震対策(2ページ目)

東日本大震災から半年経ちました。すでに地震対策をとっているご家庭も多いと思いますが、今回は小さなお子さんのいる家庭で気をつけたいこと、用意しておきたい防災グッズを再確認しておきましょう。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

連絡先一覧表を貼っておく

家族や親せきの連絡先一覧表を作って目立つ場所に貼っておきます。そして家族と連絡がつかない場合はどこへだれを訪ねていくのか決めておきましょう。万が一避難所に行かなければならなくなった時のために、避難グッズの置き場所を決めておき、家を空けるときはメモを置いておくなど家族の決まりをつくっておきましょう。

 

赤ちゃんの衛生用品は常にストックを

高層マンションでエレベーターがストップしたり、水道・ガス、電気といったライフラインが途絶えた時のことを想定して、3日分程度の赤ちゃん用品を備えておきましょう。

赤ちゃん用品も準備しておきましょう。

赤ちゃん用品も準備しておきましょう。

【備蓄の目安】
・飲み水…5リットル/人 ×3日分
・生活用水…バスタブに常に水を張っておく
 (その際、子どもの転落に気をつける)
・オムツ
・ミルク
・ウエットティッシュ
・哺乳瓶
・おしりふき
・清浄綿
・食べ慣れたベビーフードまたは離乳食
・着替え
・タオル
・バスタオル、おくるみ
・おもちゃ
・お湯を沸かすガスコンロ
・ガスボンベ
・おんぶひも

 

家具の転倒防止対策がとってあることが大前提

耐震性のある家に住むこと、家具の転倒防止対策を取っておくことが大前提。

耐震性のある家に住むこと、家具の転倒防止対策を取っておくことが大前提。

最後になりましたが、大地震が起きたらまずは自分の身を守ってください。自分の身を守ってこそ子どもを守ることができます。身の安全を確保したうえで次に備蓄した水や食料が活かせます。

小さなお子さんやお年寄りのいるご家庭では特にとっさの対応が難しくなります。前のページで、小さなお子さんのいる家庭で気をつけたいことの一点目は室内に安全スペースを確保する事、二点目は生活に必要なグッズを用意しておくこと、と述べました。

それらのことは、地震に強い家に住んでいること、あらかじめ室内の家具・家電の転倒防止対策を取ってあることが大前提です。まだ家具転倒防止対策をしていない方は、まずそこから着手するようにしてください。

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