ホットビスケットに似た生地でつくる、小さなクロワッサン
クロワッサンといっても、イーストを使わないので、クロワッサン風のクイックブレッドです。生地は「ホットビスケット」と同じつくり方ですが、バターの分量が多いので少しリッチ。とにかく焼き立てを食べたいパンです。サクサク、ふわふわで食べだすと止まらないかも……。そのままでもおいしいのですが、成形するときにクミンシードを埋め込んだり、オリーブのペーストやジャムを塗ったり、チョコレートを巻き込んだりすれば、おつまみにもなります。大きさも、もっと小さくしてミニミニクロワッサンにしてもいいですね。
ミニクロワッサンの材料(約16分)
ミニクロワッサンの作り方・手順
クロワッサン
1:

薄力粉とベーキングパウダーをあわせて、ふるう。
2:

塩、砂糖、ふすまを加え、よく混ぜる。
3:

角切りにして、冷蔵庫で冷やしておいたバターを加える。
4:

スケッパーかナイフを用意し、バターを粉にまぶしながら5ミリ角くらいに切る。
5:

粉の中心にくぼみをつくり、そこに生クリームを流し込む。
6:

カードやスケッパーで、水分がなくなる程度にざっくり混ぜる。
バターの粒がなくなってしまわないように注意しましょう。7:

台にとり出し、まだ粉っぽい生地をカードで集めて、押しまとめる。「すくって、重ねて、押す」を繰り返す。
8:

粉っぽさがなくなったら、まとめた生地をカードで半分に切る。
9:

一方をもう一方の上に重ね、手のひらでなじませるように押す。これを3~4回繰り返す。
10:

生地がまとまったら、カードを使いながら正方形に形を整える。ラップにくるんで冷蔵庫で30分ほど休ませる。
11:

冷えて少し固くなった生地をラップにはさみ、めん棒で押さえるようにして、まず厚みを1センチくらいにする。その後、2~3ミリの厚さに伸ばす。
12:

生地の端を切り落として、きれいな長方形に整える。
13:

生地を縦半分に切り、それぞれ8個の2等辺三角形を切り出す。
数を減らして、大きくつくってもいいでしょう。14:

2等辺三角形の生地の底辺の部分を手前に置き、端からひと折りする。
生地がやわらかくて、成形中にくずれるようなら、冷蔵庫で冷やしましょう。15:

ひと折りした部分を芯にして、先端に向かって巻いていく。
16:

巻き終わり。
17:

オーブンシートを敷いた天板に並べ、あれば溶き卵を刷毛で表面に塗る。180℃に温めたオーブンで15分ほど焼く。
18:

焼き上がった、温かいうちに食べる。
ガイドのワンポイントアドバイス
焼き立てを紅茶と食べるのがおすすめです。ストレートかレモンティー。または、ジャムを入れたロシアンティーもいいかもしれません。(パン制作/松野玲子 スタイリング・撮影/野口英世)
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。