事業コンセプトを考える
事業コンセプトの検討が成功へのカギ
1.ターゲット顧客層は誰か
どんな人々や会社にサービスを提供するか。地域、個人か会社か、業種、職種、性別、年齢層、職業など。できる限り絞り込みましょう。
2.顧客のニーズ、悩みは何か
ターゲット顧客層が悩んでいること、こういうサービスが欲しいというニーズは何ですか?周りにターゲット顧客層に近い人物がいたら、リサーチしてみましょう。より具体的な生の声の中にヒントが隠されているはずです。
3.どのようなサービスを提供するか
想定しているサービスはターゲット顧客層にとって、魅力的なものになっているでしょうか。わざわざコンサルタントにお金を払うようなサービスでしょうか。いくらだったら買ってもらえるでしょうか。
4.あなたから買う理由は何か
世の中にありふれていて価格競争が激しいサービスではないですか。他にはない独自ノウハウでしょうか。あなたから買わなくても代替手段があるサービスではないですか。
競合分析をしてみる
事業コンセプトの方向性が決まったら、次にしてみることが競合分析です。あなたが提供しようとしているサービスや、それに近いサービスを提供している他社を探してみてください。まずはweb上で探してみるのがいいでしょう。興味深い数社を見つけたら、サービス内容、価格、場所、集客方法などについて、それぞれ自社と比較してどのような違いがあるのか一覧表にしてみましょう。競合他社との比較をすることにより自社の強み、弱みが見えてきます。これを踏まえて、もう一度、事業コンセプトを再検討すると、さらにブラッシュアップされていいものになっていくはずです。
集客方法の検討
次にどうやって集客するのか、戦術を研究しましょう。代表的な方法として、以下のような方法があります。1.自社ホームページ
コンサルタントとして起業・独立したら、自社のホームページを持つことは基本中の基本です。ただし、作っただけでは見込み客は訪問してくれません。SEO対策で検索順位を上げる、リスティング広告を出す、被リンク先を探すなど、訪問者数を上げるためにどのような対策をするのか具体的にイメージしていきましょう。
2.専門家紹介サイトへの登録
コンサルタントとして世間に認知してもらうために、大手の専門家紹介サイトに登録するのも有力な選択肢のひとつです。ある特定分野の専門家を紹介するサイトやAll Aboutプロファイルなど総合的に専門家を紹介しているサイトなどを研究してみましょう。
参考情報:All About プロファイル
3.人脈、紹介
今まで培った人脈を武器にして集客する方法です。今までの職歴の中で関わってきた人から仕事をもらうケースも多くあります。
4.ジョイントベンチャーの構築
ジョイントベンチャーとは、複数の企業が自社の得意分野である能力などを持ち寄り、共同して仕事にあたることです。コンサルタントの場合、各種士業や他分野のコンサルタントと提携網を構築して、相互に見込み客を紹介する方法が多く行われています。
契約に結びつく導線を考える
集客方法を検討する際にもうひとつ重要なのが、契約に結びつくまでの導線を構築することです。コンサルタントとして、人物やサービス内容がいくら魅力的だとしても、顧客にとって、いきなり契約を結ぶことを申し出るのは抵抗があるもの。まずは敷居を低くして、提供するサービスの良さをわかってもらう仕組みを構築しましょう。よく行われているのが、無料か低額料金で相談会やセミナーなどを開催する方法です。また、web上やメールマガジンなどで無料レポートを読むことができるようにするのも有効な手段です。どのような方法で見込み客に良さをわかってもらい、アクションを起こしてもらいやすい状態にするか検討してみましょう。コンサルタントとして起業・独立する際のポイント
最後に、コンサルタントとして起業・独立する際に、特に意識するべきポイントをまとめておきます。ぜひ、参考にしてください。1.専門分野をより明確に
コンサルタントとして世の中に認知してもらうために重要なポイントのひとつが、専門分野の明確化。 ざっくりとしたくくりではなく、なるべく細分化した専門分野に絞り込み、それをわかりやすく表現するのがコツです。自分が世の中で唯一の存在か、実績ナンバーワンになれるまで、思い切って絞りこむことをオススメします。
2. 何を提供できるか
コンサルタントとしての成功に必要な要素の一つが、独自ノウハウが提供できるかどうかです。コンサルタントは知識や情報が商品ですが、日本人には情報に対してお金を支払う習慣があまりありません。お金を払ってまで手に入れたい独自ノウハウを提供できるようになることが成功のポイントです。
3.ブランディングを意識する
多くのコンサルタントが世の中に存在する以上、その中で埋もれないようにすることが重要です。そのためにも、どうやってブランディングを進めていくのかを意識しましょう。ただ、起業・独立して一気にブランディングができるものではありません。まずは一歩一歩実績を積むこと、その実績を上手にアピールして一段上のステージに進みながら認知度を上げていくこと。このサイクルを繰り返しながら世間の認知度を上げる努力をしていきましょう。
4.常に勉強が必要
コンサルタントは知識・情報が商品。常に自分の専門分野について勉強をすることは当然必要です。それと同時に、マーケティング戦略、集客・営業方法など自身の売上を持続して上げるための勉強も継続して行いましょう。