セクシュアルマイノリティ・同性愛/イベント

日本初のゲイホリデー「G-TOUR JAPAN」開催!(2ページ目)

この9月2日(金)~4日(日)、鹿児島の指宿(砂風呂で有名ですね)の豪華リゾートホテルで「G-TOUR JAPAN」という日本初のゲイホリデーが開催されます。これは何なのか? ゲイホリデーとの魅力とはいったい…? といったあたりを解説いたします。

後藤 純一

執筆者:後藤 純一

同性愛ガイド

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ゲイホリデーとは?

ゲイホリデー

海外のゲイホリデーのイメージ。とにかく脱いでます。そしてとびっきりの笑顔です。

ゲイホリデーとは、1週間くらい泊まりがけでゲイだらけのバカンスを楽しむイベントです。アメリカのハワイやキーウェスト、パームスプリングス、ヨーロッパのイビザ島やミコノス島、マヨルカ島などで盛んに開催されてきました。マッチョな(あるいはベア系の)ゲイたちが世界中から大勢集まり、昼間はビーチやプールで遊び、夜はライブやクラブやお酒を楽しみ…セクシーでハッピーな時間を過ごすという、言ってみればゲイの天国です。

正確に言うと、ゲイホリデーは夏にビーチやプールで開催されるだけでなく、冬はスキー場で開催されたりもします(以前、ゲイのスキーイベントをご紹介したことがありましたが、それをもっと大規模にしたような感じ)。カナダのウィスラーでは「ウィンタープライド」というゲイホリデーが開催され、ミスターゲイコンテストなども行われています。

ゲイクルーズ

昨年のゲイクルーズの様子。プールサイドで昼間からパーティ。マッチョだらけで超SEXYでした。

1週間以上の休暇をとらないと参加できないということもあり、言葉の壁もあり、日本から海外のゲイホリデーに参加する人はたぶん、今まであまりいなかったと思います。が、なんと、ゴトウは昨年、そんな世界のゲイホリデーを体験するという幸運に恵まれました。世界有数のゲイリゾートカンパニー・アトランティス社のゲイクルーズの取材に行くことができたのです。ゲイクルーズも1週間、ゲイだらけの豪華客船(屋上にプールやジャグジーがあり、ジム、クラブ、コンサートホール、スケートリンク、レストラン、カフェ、ショッピングモールなどを備える「洋上のホテル」)でリゾートやパーティ三昧の日々を過ごすので、立派なゲイホリデーなのです。

そのゲイクルーズでゴトウが経験したことは、毎日繰り広げられるパーティやアトラクションの圧倒的な楽しさ(エクスタシー)だけではありませんでした。知らない人どうしでも「Hi!」と挨拶を交わし、仲よくなれるような雰囲気で、ろくに英語もしゃべれない体も貧相な日本人でも快く受け容れてくれて、気さくに声をかけてくれたり、友達になってくれる人もたくさんいました。それまでの海外ゲイ旅行ではパレードやクラブパーティなどを「お客さん」として楽しむだけだったのに。最後には抱き合って別れを惜しみながら泣いてしまうほどの感動がありました。夢のような日々でした。(たぶん日常生活ではつらいことも経験してきただろう)ゲイの仲間たちが、せめてこの1週間だけはいっしょに楽しもうね!という「愛」のような気持ちを通わせ、心から祝福しあうような空気に満ちていたのでした。

ゲイクルーズ

昨年のゲイクルーズ・その2。ダサダサでいいから70年代を愛でよう!みたいなパーティで、泣けるほどハッピーでした。

ゲイホリデーの素晴らしさは、セクシーさとかリゾートの楽しさだけではなく(もちろんそれもありますが)、いろんな所から集まってきたゲイたちが、1週間とか寝食をともにするなかで、心通わせ、「絆」のようなものが生まれることなのです。まさに「ゲイの理想郷」。ワンナイトのパーティではなかなか味わえない、人生観を変えるようなものです。

ゲイクルーズは実はゲイホリデーの中でも最もリーズナブルです(7泊8日で900$とか。通常の海外旅行より全然安いのです)。休みさえ取れれば、それほどハードルは高くありません。なので、ゴトウはぜひみなさんに、一生に一度は体験してほしいと、強くオススメしたいと思います。(詳しくはこちらをご覧ください)

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