アーティスティックな下町のエコホテル、
エル・パティオ・セテンタ・イ・シエテ

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広々としたオアハカ・スイート。Photo by Annika Borm(C)El patio 77

メキシコシティのセントロ地区からほど近い、革命記念塔の北西側に広がる昔ながらの下町、サン・ラファエル地区に、2009年12月にオープンしたホテル。あまりツーリストが訪れないような、メキシコ庶民の暮らしぶりが実感できる場所を選んでいるのが面白いです。屋台や市場の雑踏を抜けて、ホテルの建物に一歩入ると、そのギャップにびっくり。路上の喧騒が嘘だったかのように、静かな空間が広がっています。中庭には緑があふれ、19世紀末のフランスの建築様式の洋館を改修したという建物も、天井が高く、当時のアールデコな装飾が生かされています。

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オーナーのフランス人、ディエゴさんとプレス担当のドイツ人、アニーカさん

オーナーはメキシコ在住8年のフランス人のディエゴさんと、メキシコ人の現代美術アーティストのアランさん。まだ30代前半の若いふたりが、アーティスト仲間たちと作り上げた、センスのいいインテリアに目を奪われます。

ロビー部分や階段付近はギャラリースペース、ラ・セテンタ・イ・シエテ(La 77)になっていて、2ヶ月に一度、展示作品が変わるとか。国内外のまだ知られていない有能なアーティストたちに発表の場を与えていきたいそう。

また、このホテルの大きな特徴は、エコロジーにこだわる点。雨水を利用した貯水システムや、太陽熱利用の温水器、ほとんどの照明が消費電力1ワットのLEDライトを活用し、客室に設置されている石けんやシャンプーは、すべて有機分解できるものを使用しています。オーナーたちがフェアトレードや環境活動のNGOに関わっていることから、メキシコの有機栽培農園を訪れるエコロジー・ツアーの案内もしています。

 

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スタンダードの客室、ベラクルス。手作りの魚のランプが可愛い!

8つある客室にはそれぞれに、メキシコの州の名前がつけられていて、その州の工芸品や、特色にインスピレーションを受けたインテリアにしています。手作りのランプシェードや廃材を利用した家具が、あたたかみがあって可愛い。トイレ、バスのある広めのスイート(105米ドル)と、トイレ、バス共有のリーズナブルなスタンダード(75米ドル~)の2タイプの部屋があります。全客室インターネットWi-Fi完備。

朝食はコーヒー、フレッシュジュース、季節のカットフルーツに、メインには日替わりでメキシコ料理(チラキレス、モジェテ)、パンケーキなどを提供。オーナーがホテル内に住んでいるので、安心です。

<DATA>
El patio 77(エル・パティオ・セテンタ・イ・シエテ)
住所:Joaquin Garcia Icazbalceta77, Esq.con Manuel Contreras Col.San Rafael
アクセス:地下鉄2号線San Cosme駅から徒歩5分
TEL:5455-0332,5592-8452
料金:75~105米ドル+税、サービス料(2名1室料金。朝食付き)

La 77(ラ・セテンタ・イ・シエテ)
ホテル内にあるギャラリー・スペース。展覧会期中であれば、宿泊客でなくても訪れることができる。ただしメールによる予約が必要。
メール:galeriala77@gmail.com
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。