メキシコシティ空港から市内への行き方

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空港専用タクシー乗り場

メキシコシティのベニート・フアレス国際空港に飛行機が到着するとき、まるで町のなかに着陸するかと思うほど、周囲の住宅街や商店がはっきり見えます。それもそのはず、ここは世界で最も市街地に近い空港のひとつなんです。市内に空港があるので、車で30分ほどすれば中心街に出ることができます。

空港から移動するのには、言葉の問題もあるし、治安が心配……と思われるかもしれませんが、安全な空港専用タクシーを簡単に利用できます。ほかには、メトロ(地下鉄)や、メトロブス(路線バス)で市街地まで行く方法もありますが、荷物が多い場合の移動は、盗難やひったくりの恐れもあるので、安全面からおすすめできません。

ここでは空港から市街地へのおすすめ移動方法を案内しますがそのまえに、タクシー料金に米ドルなどの外貨は使用できないので、メキシコぺソへの両替を忘れずに。両替は空港内でできます。

空港からタクシーでメキシコシティへ移動

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到着口出口付近に並ぶ空港専用タクシー会社のブース

ベニート・フアレス国際空港は第1ターミナルと、第2ターミナルがありますが、どちらも、到着口付近に専用タクシー会社のブースが並んでいるので、まず迷うことはないでしょう。ちなみに、各会社のタクシー料金はほとんど同じ。年中無休の24時間営業なので、深夜や早朝に空港に着いたとしても心配無用。

まず、ブースで目的地の住所を伝えます。料金はエリアごとに定められているので、目的地に見合ったエリアの料金のチケットを購入します。ちなみに空港からセントロ(ダウンタウン)地区ならば、セダン型タクシーで230メキシコぺソです。5人以上の大人数で利用するような場合は大型車利用になるので、料金も割り増しになります(400メキシコぺソほど)。

チケット購入後、ブースのすぐ近くにあるタクシー乗り場に行き、係員に購入したチケットを提示します。タクシー車両まで案内されるので、タクシーの運転手にチケットを渡して、ホテルなど目的地の住所を伝えます。もしも言葉が通じない場合も、住所を書いたメモなどを示せば、たいがいの運転手は理解するので大丈夫。チップは荷物を運ぶのを手伝ってもらったりしたら支払った方がいいかもしれませんが(10メキシコぺソまたは1米ドル程度)、とくに渡す必要はありません。

メトロ(地下鉄)で市街地へ

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空港最寄りのメトロ(地下鉄)テルミナル・アエレア駅

空港タクシーよりもかなり安いのが、メトロ(地下鉄)でのアクセス。9路線内であれば、どこまでいっても5メキシコぺソ(約40円)均一。メキシコシティの空港第1ターミナルの目の前に、メトロ(地下鉄)5号線の駅、テルミナル・アエレア(Terminal Aérea)があるので、旅慣れたバックパッカーはよく利用しているようです。荷物が少なければ、さほど問題はないのですが、ラッシュ時(8~10時頃、17~22時頃)や、早朝、深夜の時間帯は防犯面から避けた方がいいでしょう。

ちなみに空港第2ターミナルの地下鉄の最寄り駅は1、5、9号線のパンティトラン(Pantitolan)で徒歩10分以内ですが、治安が良くない場所なので、第1と第2ターミナル間を繋ぐ、専用バスのトランスポルテ・インテルテルミナレス(Transporte interterminales)を利用するのが無難。第2ターミナルの4番口=プエルタ・クアトロ(Puerta 4)付近に、大きな赤いバスが停留しているのですぐにわかります。利用料金は12.50メキシコぺソで、乗車時にバスの入り口で係員からチケットを購入し、第1ターミナルまで行き、テルミナル・アエレア駅を利用することになります。

メトロの乗り方や路線図、営業時間帯についてはこちらを参考に>>>メキシコシティの地下鉄・路面電車

メトロブスで市街地へ

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(左)メトロブス乗車口にあるタッチスクリーンにカードをかざす。運転手がチャージ用の機械を持っている場合もある(右)メトロブスのカードの一例。コンビニでのカード購入やチャージも可能 (C)METROBUS DF

メキシコシティ国際空港(第一と第二ターミナル)とブエナビスタ(Buena vista)間を結ぶバス、メトロブスの4号線が2013年に開通し、早朝4時半から深夜0時まで運行しています(日曜、祝日は早朝5時から深夜0時まで)。利用運賃は片道30メキシコペソ(約240円)です。

一見便利で経済的にみえるのですが、サービスや乗り継ぎの点で旅行者に不親切であり、実用的ではありません。空港(第一と第二ターミナル)からサン・ラサロ(San Lazaro)駅までは直通なのですが、そこからは一般路線になるので、乗客が各駅から乗ってきます。荷物置き場に鍵をかけられるわけではなく、盗難の心配があることを覚悟して利用してください。

メトロブスを利用するには、事前にメトロブスのICカードを購入しておく必要があります。まず、空港(第1と第2ターミナル)には、カード販売と運賃のデポジットをできる機械があるので、そこでカードを16メキシコペソ(10メキシコペソは運賃分としてデポジットされる)で購入します。お釣りが出ないので、高額紙幣を入れないよう、注意してください。デポジット金額が、運賃の30メキシコペソをカヴァーできるように、20メキシコペソ以上を追加しておきます(最高120メキシコペソまでデポジット可能。サン・ラサロ駅からセントロ地区などを通る一般路線を利用する場合は、さらに6メキシコペソがかかります)。

バス乗車の際に入り口にある画面にICカードをかざし、そこで運賃が差し引かれます。降車の際にカードを提示する必要はありません。
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メトロブス4号線の路線図(C)METROBUS CDMX


市街から空港へメトロブスを利用するのにも、ブエナビスタから出ている4号線を利用します。4号線にはRUTA NORTE(北ルート)とRUTA SUR(南ルート)があります。北ルートでは空港(第1と第2ターミナル)直行バス(サン・ラサロ駅までは各駅停車)が通っているので、駅で乗車の際に30メキシコペソがカードから差し引かれます。空港まで乗り換えなく利用できます。ただ、時刻表はなく、時間を読むのが難しいです。

南ルートでは、サン・ラサロまでの運賃が6メキシコペソかかり、サン・ラサロ駅で空港直行バスに乗り換えます。空港バスに乗り換える際に、30メキシコペソ分がカードから差し引かれます。空港直通バスへの乗り継ぎには、かなり時間がかかるので(10分おきに出ているようですが、30分くらい余裕をもったほうがよいでしょう)、早く確実に移動するには、タクシーの利用をおすすめします。

メトロブス4号線の路線図などの詳細情報や、カードの購入や運賃チャージもできる場所を案内しています>>>Metrobus CDMX(メキシコシティ、メトロブス公式ホームページ)

メトロブスをふくむ、メキシコの路線バスについて案内しています>>>メキシコの市内バス

市街地から空港への行き方

帰国するときに、市街地から空港へ向かうには、街頭で流しのタクシーをひろうのではなく、シティオ(無線タクシー)を利用したほうが安全面からおすすめ。宿泊先のホテルのフロントで前もって頼んでおくか、電話で呼び出すタイプのものを利用しましょう。ただ、早朝や深夜だと、電話で呼び出すタイプのものは、何らかの理由でタクシーが来なかったり、時間を指定できなかったりします。ホテル専属のタクシーのほうが料金は割高になりますが、出発時間の指定ができるので確実です。
Uberもメキシコではよく利用されていますが、呼び出すまでに時間がかかることが多々あります。時間に余裕を持って利用しましょう。

<参考サイト>
TAXIMEX
メキシコシティのシティオ会社。様々な会社があるが、メキシコ在住日本人が最も利用している代表的な会社。
TEL:5634-9912、 5519-7690、 9171-8888

メキシコのタクシーの利用方法や注意点について説明しています>>>メキシコのタクシー

旅行会社の空港送迎サービス

メキシコシティには4つの日系旅行会社があり、パッケージツアーや、オプションツアーのほかに、空港送迎も行っています。料金はタクシーを利用するよりもはるかに高く、片道70米ドル以上ですが、どうしても心配というのであれば、利用するのもいいでしょう。

メキシコシティの日系旅行会社の情報をまとめています。>>>メキシコシティの旅行代理店
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。