「お酒」と「自殺」の深い関係 

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飲みすぎることで招く思わぬリスクとは?

お酒は、適量をたしなむ程度であれば、ストレスを解消し緊張を解きほぐしてくれる楽しい飲み物です。

しかし、飲み方を誤ると、自覚のないうちに肝機能障害など内臓の病気になったり、アルコール依存症に移行したりすることもあるので、とても注意が必要。特に女性の場合は、男性の2倍のスピードでアルコール依存症になるリスクがあるので、飲酒習慣と飲みすぎにはぜひ気をつけてください。

さらに、近年注意が喚起されているのが、お酒と「自殺」との関係です。

日本では、平成9年から平成22年まで13年間連続で自殺者3万人が続いている自殺大国です。国内外の研究では自殺者の約3分の1以上の人が直前にアルコールを摂取していたという報告があり、さらに「アルコール依存症」の人はそうでない人と比べて、自殺リスクが約6倍高いという報告もあります。


飲むと「死にたい気持ち」になるのはなぜ? 

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気分転換のはずの酒が自分を苦しくすることも

では、どうしてお酒を飲みすぎると、「死にたい気持ち」が高まってしまうのでしょう?

お酒を飲むと、絶望感や孤独感、憂うつ感などの陰鬱な感情が増え、自分に対する攻撃性が高まり、衝動的な行動を起こしやすくなる、視野が狭くなる(もう死ぬしかないと思い込むなど)、といった心理的変化が起こると考えられています。

普段から飲酒量の多い方、ストレスがたまったときにやけ酒をしている方は、飲むことによって逆に自分を追い詰めていないか、ぜひ振り返ってみてください。

また、自殺を引き起こす大きな要因に「うつ病」がありますが、アルコール依存症の人が自殺をする直前には高い頻度でうつ病を合併しているという報告もあります。