北京/北京の観光・世界遺産

天安門広場/北京(2ページ目)

近代中国史の要でいつも中心舞台となってきた天安門広場。中国の色彩を濃厚に感じられる、まさに首都北京の顔です。ここでは天安門広場の歴史的背景や観光のポイントなど、旅行が何倍も思いで深くなるとっておきの情報をご案内します。北京訪問をお考えのみなさん、必読のページです!

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

箭楼(広場南側)と正陽門(広場内)

正陽門

箭楼の上から眺めた正陽門。正陽門から北が天安門広場となる

箭楼

箭楼の上から眺められるのは北側のみ。正陽門は南北両方可能

いにしえの北京城の第一の城門が永定門、正陽門は第二の城門でした。正陽門の南側にある箭楼は武器弾薬の倉庫であり、敵兵を狙い撃ちするための場所。そのため、射撃用の「箭窓」がたくさん開いているのです。箭楼、正陽門共に登楼が可能です。

<DATA>
■箭楼、正陽門
TEL:010- 6522-9384
入場:9:00~16:00
料金:10元(箭楼)、20元(正陽門)

 

毛主席紀念堂(広場内)

毛沢東記念堂

カメラの持ち込みは厳禁。ボディーチェックで見つかると並びなおすことに…

毛沢東が死去した翌年の1977年5月24日に落成した毛沢東の廟。詳細は「毛主席紀念堂」をどうぞ!

人民英雄紀念碑(広場内)

人民英雄記念碑

以前は開放されていたが、現在は柵に囲まれていて近づくことはできない

1958年創設、中国革命の英雄の顕彰碑。表面の北側には「人民英雄永垂不朽」(人民の英雄は永遠に不滅だ)」という毛沢東の金文字があり、台座部分には五四運動や日中戦争など中国近代史の主な出来事が刻まれています。

人民大会堂(広場西側)

人民大会堂

記念日や会議が開催される時には赤旗で美しく装飾される

1959年創設、日本の国会議事堂のような場所で、全国人民代表大会(国会に相当)が開催されたり、外国使節・賓客の接受の場所として使用されたりします。

<DATA>
■人民大会堂
TEL:010-63098934、63096935
入場:12~3月9:00~14:00、4~6月8:15~15:00、7・8月7:30~16:00、9~11月8:30~15:00(会議などの開催時は見学不可となる)
料金:30元
注意:パスポート必須。手荷物の一切が持ち込み禁止。有料の荷物預かり所有

中国国家博物館(広場東側)

中国国家博物館

北京五輪開催時にはここにカウントダウン時計が設置されていた

北京市最大の総合博物館。詳細は「北京の博物館」をどうぞ!

国旗掲揚台(広場内)

天安門国旗掲揚台

国旗掲揚台の前は記念撮影をしようという人でいっぱい!

開国の年1949年に創設。国旗掲揚台の周りには見張り台が設置されており、天安門国旗護衛隊が常駐しています。

天安門城楼(広場北側)

天安門毛沢東像

毛沢東の像は毎年9月30日夜に新しいものに掛けかえられる

天安門とは毛沢東の肖像画が象徴的な赤い城門のこと。明朝1417年の創設当時は「承天門」と命名、その後、数回の修復を経て、清朝1651年に「天安門」と改名されました。清朝滅亡後は寂れた状態がしばらく続きましたが、中華人民共和国建国の1949年に毛沢東の肖像画が掛けられ、中国共産党のシンボルとして生まれ変わりました。天安門城楼は入場可能(有料)。ここから広場を見渡すビューは最高です。

<DATA>
■天安門城楼
TEL:010- 6309-5630
入場:8:30~16:30(3月1日~10月末日)、8:30~16:00(11月1日~2月末日)
料金:15元
注意:手荷物の持ち込み禁止。有料の荷物預かり所有
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