恐竜のふるさと! 世界遺産のイシワラスト州立公園
イシワラスト州立公園の入口脇には小さな博物館があり、発掘された化石のレプリカが展示されている
日本でも、2011年7~8月に札幌で「地球最古の恐竜展」と題してイシワラストで発掘された化石が展示されています。
アルゼンチンでも、イシワラストは近年観光開発に力を入れており、国内はもとより海外からも注目され始めています。
イシワラストの基本情報
イシワラストの象徴ともいえる潜水艦の形をした奇岩
この広大な土地で見られるのは、2億年以上前の時代のものを含む地層。世界最古の恐竜の化石をはじめ、爬虫類の骨や痕跡が数多く発掘されています。また、雨期の強い洪水によって削り取られた大地は、キノコや潜水艦のような形で残っており、奇岩の風景が見る者を圧倒します。別名「月の谷」と呼ばれるほどの絶景を楽しむことができるでしょう。
この一帯は保護区になっていて、2000年には隣接するタランパージャ国立公園とともに世界遺産に登録されました。
ちなみに、「イシワラスト」という表記ですが、「イスチグアラスト」とか「イスキグアラスト」と書かれてあるものも見かけます。ここでは、アルゼンチン大使館公認ということで、「イシワラスト」に統一しています。