ゆったりキャミワンピで暑さ対策!お家で涼しく、リラックス
同じ布で、ミニストールも作ってみました
とにかく簡単に作れて、涼しいルームウェアを紹介します。面倒な型は、不要。直線裁ち、直線縫いだけで仕上げます。締めつける部分がないので、リラックスしたいお部屋着に。ウエスト部分にベルトを付けて、上着を羽織ればちょっとした外出にも! この夏、大活躍しそうなワンピです!
キャミワンピ作りに準備するもの
ベルトを締めて上着を羽織れば、外出用にも
・布
・ゴム
・ミシン
・肩ひも用リボン など
今回は薄手の柔らかい布を使用しました。あまり厚みのある固い布は向きません。ゴムは約1cm幅の物を、バストの長さ×2本分ほど準備してください。 画像右は、実際に着てみた感じですが、首にはミニストールを巻き、ウエストにベルトを付けています。何も付けなければ、着心地は、お風呂上りにバスタオルを巻いたような感じで、関西地方でアッパッパ(?)と呼ばれる、サマードレスに近いです。ガイドは身長が153cmなので、着丈は調節してくださいね。
型の説明
縫い線の型。サイズは目安
サイズの目安
縫い線:110×75cm の布を1枚
縫い代:脇1cm、バスト5cm、裾4cm
画像の( )が縫い代です。
縫い線の75cmが着丈になります。着丈は、バスト上から図り、長さはお好みで調節してください。着丈+縫い代約9cmが、布の縦の長さです。横幅は今回、110cm+縫い代にしましたが、バストサイズ+約20cm以上あれば大丈夫だと思います。布幅が足りない場合は、布を2枚に裁って、両脇を縫い合わせてください。例えば、今回の場合だと、横幅110cmを半分にし、55×75cmの布を2枚準備することになります。
作り方の手順
ゴム通し口をあけて、脇を縫う
1:縫い代を付けて、布を裁ちます。布を中表に半分に折り、脇を、ゴム通し口を開けて縫います。画像のアキがゴム通し口、点線が縫う箇所。詳細は、手順2を見てください。布を2枚に裁った場合は、片脇だけゴム通し口を開け、両脇を縫います。縫い代のほつれが気になる場合は、ゴム通し口以外の脇の縫い代に、ロックミシンかジグザグミシンをかけます。この時点で、筒状に仕上がっています。
ゴム通し口の拡大
2:ゴム通し口は、バスト部分の縫い代に、上から1cmと、そこから4cmの箇所に印をつけます。画像のAの線までは脇を縫い、次にAとBの間の4cm(画像の赤い矢印箇所)は、縫わずに開けておき、Bの線より下は、また縫います。縫わずに開けておいた4cmの空きが、ゴム通し口になります。この部分には、ジグザクミシンやロックミシンもかけないでください。今回はゴムを2本通しましたが、本数を増やしたい場合は、AとBの間を2cm×入れたいゴムの本数分とります。
裾を三つ折りして縫う
3:裾の縫い代を三つ折りし、ぐるりと1周ミシンをかけます。
バスト部分を縫う
4:バストの縫い代を、手順2のAの線で折り、次にBの線でもおり、三つ折りにします。折った箇所を、上から約2cmの線と、そこから約2cmの線(実際は17mmほど)で、ぐるりと1周縫います(画像赤い点線)。ゴムの本数を増やす場合、一番上にはゴムを通さず、2番目のゴム通し口からゴムを入れていくと、一番上がフリルのような感じになります。
バスト部分にゴムを通す
5:ゴム通し口から、ゴムを通します。ひも通しがなければ、安全ピンなどを先につけるといいでしょう。ゴムによって、引っ張る強さは色々なので、実際にバストの少し上に巻いてみて、長さは調節してください。ゴムを通し終えれば、ゴムの端を3cmほど重ね、両端をしっかりとかがり縫いします。
肩紐を付ける。今回はホルターネックに
6:肩ひもをつけます。今回はリボンを用いましたが、共布で作っても。バスト側に、リボンをバランス良く2本縫い付けます。画像の赤い点線をミシンで縫い、気になるようならリボンの両端(画像黒い線)を表に出ないように、かがり縫いします。今回はホルターネックにしたので、バスト側に2本だけ付けましたが、背中側にも2本付けて(合計4本)、それぞれの肩の上で結んでも。
出来上がり!
7:出来上がり。 リボンを首の後ろで結んで着ます。
使用する布とアレンジ色々
作る時の簡単さと涼しさを優先したので、かなり簡易なワンピースです。セールになっている布などで、一度お試し気分で作ってみるといいかもしれません。ギャザーがきれいによらないので、厚すぎたり、固すぎる布は不向きです。リラックス感を増したいなら、清涼感のある布やガーゼ生地、薄手のタオル地でも。裾が三つ折り縫いしにくいようなら、パイピングテープで処理してください。
もう少し、きちんと作りたい場合は、肩ひもを共布で作ったり、共布でミニストールを作っても。胸の部分がかなり露出するので、ミニストールはおすすめです。
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