今回はそんな難読地名のうち、大阪市内24区に現存するものをご紹介します。
読めない駅名
「十三」「柴島」「放出」「御幣島」「蒲生四丁目」「喜連瓜破」。これは全て大阪24区内の駅名です。さていくつ読めますか?読み方は以下の通りです。
阪急各線「十三」駅(淀川区)
「ジュウサン」ではありません。「ジュウソウ」です。本来は「難読」ですが、阪急線の神戸線/宝塚線/京都線の全列車が停まるメジャー駅なので読めない人の方が少ないかもしれませんね。商店街を中心とした繁華街、「なにわ淀川花火大会」の会場として有名です。
阪急千里線「柴島」駅(東淀川区)
「シバシマ」ではなく「クニジマ」です。阪急京都線「崇禅寺」駅と府立柴島高校を挟んで300mしか離れていません。京都線と千里線に挟まれた柴島浄水場は桜並木が有名。川と浄水場に挟まれたごく小さなエリアが「受け持ち範囲」であり、阪急電鉄全駅で一番乗降客数が少ない駅でもあります。
JR片町線「放出」駅(鶴見区)
一般的には「ホウシュツ」ですが「ハナテン」と読みます。城東区と鶴見区の区境近く、第二寝屋川のすぐ北側に有ります。その昔、大阪ローカルで放映されまくっていた中古車センターのCMのおかげで読めるという人も相当数いるでしょう。
JR東西線「御幣島」駅(西淀川区)
「ミテジマ」と読みます。国道2号線と淀川通の交点である「歌島橋」交差点の近くにある駅です。近くにある大阪市立御幣島小学校は周辺の児童数増大に伴い2008年4月に開校した新しい小学校。御幣島小の校区は、2008年以前は香蓑(カミノ)小学校の校区。これもまた読みにくい地名。
地下鉄鶴見緑地/今里筋線「蒲生四丁目」駅(城東区)
「ガモウ」と読みます。国道1号線~鶴見通と今里筋の交わるあたりにあります。「ガモヨン」と略していわれる場合が多いです。鶴見緑地線の駅は1990年、今里筋線は2006年に開業。ここ20年程で利便さが急速に増したエリアです。
地下鉄谷町線「喜連瓜破」駅(平野区)
「キレウリワリ」と読みます。「喜連(キレ)」と「瓜破(ウリワリ)」の間にある駅なので「喜連瓜破」です。京阪本線「野江内代(ノエウチンダイ)」駅と同じパターンですね。日本で初めて「エレベーターが設置された地下鉄の駅」です。
他にも近鉄南大阪線「河堀口」駅(「コボレグチ」、阿倍野区)、南海線「天下茶屋」駅(「テンガチャヤ」、西成区)、JR片町線「鴫野」駅(「シギノ」、城東区)等が難読駅名です。
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