専門博物館5「北京中華民族博物館(中華民族園)」
少数民族文化を体験できるテーマパーク
羌族の民族舞踊。民族衣装を身につけた踊りに観客から拍手喝采!
羌族博物館(住居)の内部
1994年にオープンした中国56の民族の文化や生活習慣を紹介する博物館。北園と南園に分かれていて、各民族の代表的な建物が原寸大で再現されています。建物内には家具、日用品、民族衣装などが展示されていて、自由に入って見学できます。ここは博物館というよりテーマパークといったイメージで、各民族の建物では工芸品や特産品が販売されていたり、決められた時間に民族舞踊や歌が披露されたりします。
土族博物館の外観
一番の見物はなんといっても各民族の舞踊や歌などのイベント。スケジュールはHPでも紹介されていますし、入り口でもその日のスケジュール表がもらえます。丸一日じっくり楽しめる博物館です。
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北京中華民族博物館(中華民族館)
住所:朝陽区民族園路1号
TEL:010-6206-3647
開館時間:8:30~17:30(12~3月まで南園閉館)年中無休
チケット:90元
アクセス:地下鉄8号線「奥体中心」駅徒歩10分
専門博物館6「中国鉄道博物館(東郊館)」
機関車が約60台、鉄道マニア必見!
鉄道博物館の目玉展示品「毛沢東号」(右)と「朱徳号」(左)
客車。1936年製の元「テンイネ2型」
アジア最大級の鉄道博物館。敷地面積15万7334平方メートル、建築面積20500平方米。館内には旧南満州鉄道や華北交通、中華人民共和国鉄道部で使用された蒸気機関車、ディーゼル機関車、電気機関車など約60台が展示されています。当館の目玉の展示車は、「毛沢東号」(1941年日本製)と「朱徳号」(1942年日本製)。この2両を見てもわかる通り、中国産の鉄道だけでなく、イギリス、アメリカ、日本、ロシア、ベルギーなど様々な国で製造された車両が展示。一部の車両は内部が公開されていて、車体に乗ることもできます。
博物館外部には線路がひかれている
体育館のような建物の中に各時代の鉄道がずらり展示されている、鉄道マニアにはたまらない博物館。お土産用として鉄道模型の販売も! ただアクセスが不便で、博物館周辺でタクシーを拾うことはほぼ不可能です。タクシーをチャーターして行くか、バス停まで歩くことをおすすめします。
北京の鉄道博物館はここで紹介した東郊館のほか、正陽門館、魯天佑館の2箇所がありますが車両展示が充実しているのはここ東郊館です。
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中国鉄道博物館
住所:朝陽区酒仙橋北路1号院北側
TEL:010-6438-1317
開館時間:9:00~17:00(入館は16:00まで)毎週月曜定休日
チケット:20元
アクセス:バス403、516、629「環形鉄道」駅徒歩15分