お財布ポシェットの作り方! ご近所への買い物やお散歩に
長財布より大きめなので、携帯なども入ります
やや大きめの長財布に肩ひもをつけて、ポシェットにしました。小銭を入れるファスナー式のポケットと、仕切りのついたカード用ポケットがあるので、使い心地も抜群。とっても便利です!パーツが多いので、難しく感じるかもしれませんが、ほぼ直線縫いばかり。お裁縫に慣れていない方でも、丁寧に作っていけば、きれいに仕上がりますよ!
準備するもは布ファスナーボタン等
フタを閉じると、こんな感じ
・布(表地と裏地)
・ファスナー 15cm
・スナップボタン
・ミシン など
表地用には、張りのある布を使用しました。出来上がりサイズは、約23×13cm。お札を入れるには、やや大きめですが、その分、携帯なども入ります。サイズは、お好みで調節してください。
ハンドメイドポシェットの型の説明
<表地の縫い線>
A:外袋a 23×5cmを1枚
B:外袋b 23×21cmを1枚
C:フタ表側 21×14cmを1枚
D:ファスナー裏ポケット 18×9cmを1枚
E:ファスナー横当て布 7×4cmを2枚
縫い代は、全て1.5cm。
<裏地の縫い線>
F:中袋 23×26cmを1枚
C:フタ裏側 21×14cmを1枚
G:カード入れ 23×7.5cmを2枚
縫い代は、全て1.5cm
ハンドメイドポシェットの作り方の手順
表地を裁断
1:表地の裏側に、縫い線をそれぞれ下書きします。縫い代を1.5cm足して、縫い代線で、布を裁断します。画像には、ファスナー裏のポケット(型のD)と、肩ひもは、ありません。
裏地(中袋)を裁断
2:裏地も同じく、縫い代をつけて、布を裁断します。
ファスナー横に布を足す
3:表地で、外袋を作っていきます。まずEの布の片側の縫い代を、内側に折り返します。ファスナーを表側を上にしておきます。Eの布も表側を上にし、折り返した辺を、ファスナー横に当て、画像の赤線の箇所を縫います。
表地にファスナーを付ける
4:Bの布の、ファスナーを付ける辺の縫い代を内側に折ります。ファスナーを表側を上向きに置きます。ファスナーから、3~4mm離して、Bの布を表向きに置きます。画像の赤い線を縫いますが、慣れない間は、仮縫いをしてから、ミシンで縫うようにしてください。
もう一方の表地も、ファスナーに付ける
5:Aの布も、手順4と同じ要領で、ファスナーに付けます。表地は、AとBの布の間に、ファスナーがあり、ファスナー横のアキを、隠すようにEの布が当てられた状態に仕上がっています。
ファスナー裏に、ポケットになる布をつける
6:表地を裏側に向け、ファスナー裏に、Dの布を置きます。ここが小銭用のポケットになります。画像の黒い点線がファスナーで、赤い点線で囲ってあるのが、Dの布です。Dの布の周囲を縫います。ファスナーを開けると、このDの布がのぞくような感じになっています。
中表に合わせて、脇を縫う
7:内側に布の表が来るように、布を半分に折り、脇を縫います(画像の赤い点線)。
表側にひっくり返す
8:表を向くように、ひっくり返します。これで、外袋は完成。画像の赤い点線で囲ってある箇所の裏に、Dの布が縫い付けてあります。
フタを中表に合わせて縫う
9:フタを準備します。2枚あるCの布を、布の表が内側になるように合わせます。画像の、アキとある辺以外の周囲を縫います。カーブの箇所は、縫った糸を切らないように、少し切り込みを入れておきます。
表側に返して、端にミシンをかける
10:縫わずに開けておいたアキの箇所から、布を表にひっくり返します。表側から、もう一度、周囲の端にミシンをかけます。
中袋に付ける、カード入れの準備
11:中袋に付ける、カード用ポケットの準備をします。Gの布を、ポケットの入れ口の縫い代で内側に折ります。画像の赤い点線の箇所を縫います。2枚とも、同じように準備します。
中袋本体に、カード入れを付ける
12:Fの布に、手順11で準備したGの布を付けていきます。Fの布の、入れ口の縫い線から、約3.5cm下の箇所に、Gの入れ口がくるように置きます。ポケットの下側の縫い代を、内側に折り、ミシンで縫います(画像の赤い点線)。ポケットを付ける位置は、お好みですが、入れ口からカードがはみ出ないように気をつけてください。
仕切りを縫う
13:カード用の仕切りを縫っていきます。各仕切りの間隔は、約6.4mm。中央の仕切りから、縫っていくといいと思います。仕切りの大きさも、お好みで調節してください。
もう一方のカード入れも付ける
14:Fの布に、2つのポケットを付けます。
中表にして、脇を縫う
15:内側に布の表(ポッケがある方)がくるように、半分に折ります。脇を縫います(画像の赤い点線)。これで、中袋は完成。
入れ口を折る
16:外袋(画像上)の入れ口の縫い代を、内側に折ります。中袋(画像下)の、入れ口の縫い代を、外側に折ります。
外袋の内側に、フタを付ける
17:外袋(表地)の内側に、フタを置きます。フタの空いている辺が、外袋の入れ口の約2cm下側にあります。画像の赤い点線箇所を縫います。
外袋に中袋を入れる
18:外袋に中袋を入れ、入れ口を仮縫いします。外袋と中袋で、フタを挟んだような状態です。入れ口を1周、ミシンで縫います。
布をはぎ合わせる
19:肩ひもを準備します。長さは、お好みですが、約130~150cmになるように、幅6cmの細長くカットした布を数枚はぎ合わせます。はぎ合わせ方は、2枚の布を中表に合わせて、片方の端(画像の赤い点線)を縫います。好みの長さになるまで、同じ要領で続けます。縫い代は、アイロンできれいに割っておきます。
布端を1cm程折る
20:肩ひもの、布端を1cm程、裏側に折り返して縫います(画像の赤い点線)。
中央に向って、両端を折る
21:幅の真ん中の線に向って、上下を折ります。次に、真ん中の線で折ります。6cmあった幅が、約1.5cmになっています。布端は、内側にあります。
中央の線で折り、両端を縫う
22:両端(赤い点線)を縫います。細長いリボン状に仕上がります。
肩ひもを、ポシェット本体の脇に縫いつける
23:肩ひもをポシェット本体の内側の脇に、縫い付けます。赤い点線箇所を、ミシンで2回ほど縫います。黒線箇所は、中袋の布だけをすくって、かがり縫いします。
スナップボタンを付ける
24:スナップボタンを赤い矢印の箇所に付けます。つけ方は、「スナップボタンとかぎホックのつけ方」を参考にしてください。
ボタンにかける、リボンを付ける
25:今回は、入れ口付近にも、ボタンを付けました。画像のように、リボンでループを作り、点線箇所を縫います。
ボタンを付ける
26:リボンのループがひっかかるように、ボタンを縫い付けます。画像のようなボタンを付ける以外にも、入れ口の内側に、スナップボタンをつけても。この場合、カード用ポケットは、今回の手順よりも、もう少し下側に付けた方がいいと思います。
出来上がり
27:出来上がり。今回は肩ひもを、直接縫い付けたので、長さは調節できませんが、角カンとベルト送りを使えば、調節できるタイプも作れると思います。「通園バッグの作り方!手作りショルダータイプが初心者にもおすすめ!」を参考にしてください。
中身は、こんな感じ
28:開くと、内側はこんな感じです。サイズや、ポケットの仕切り方などを、お好みで調節し、ご自分の使いやすいタイプに仕立ててくださいね!