甘いものを食べると太りやすい理由

甘いもの=太るというのは、ダイエッターなら誰もが気になる公式。ではまず、甘いもの(砂糖)は身体の中でどう代謝されていき、どうして体脂肪に変わるのかを、簡単に解説していきましょう。
和菓子と緑茶のカテキンでダイエット効果大

和菓子とお茶の組み合わせがオススメ!

食べ物から摂った糖分はブドウ糖に分解されて、血液中へと流れ出します。ブドウ糖はすい臓から分泌されるインスリンの力を借りて代謝された後、水と二酸化炭素になります。代謝されなかった余分な糖は、グリコーゲンや中性脂肪となって、体内に貯蔵される仕組みになっています。インスリンは他に、中性脂肪を合成したり、中性脂肪の分解を抑制する役目も果たします。多すぎる糖分が一気に体内に入ると、インスリンが増加して中性脂肪をつくりだす(太る)仕組みになっています。
 

スイーツを食べても太らない方法

ここから言えることは、代謝しきれる量の糖分であれば、使い切ってしまうので太るわけではないということ。また、インスリンの増加を促さないようにすること、身体の代謝機能を日頃から上げておくこと、などが甘いものを食べても太らないコツだということです。適量を守って、食べ合わせに工夫をすれば、食べてすぐに太るわけではないんですよ。
 

糖分は実は「すごく高カロリー」というわけではない!

それでは次に、砂糖類のカロリーについて解説していきます。砂糖は100gあたり384kcal(上白糖の場合)。計量カップ1杯が130gなので、軽めの1カップが約100gです。大匙1杯は35kcalで小匙1杯は12kcalです。その他の糖分のカロリーについてはこちらもご参照下さい。

ちなみに、お米(炊飯前)100gのカロリーは356kcal。お砂糖は高カロリーだというイメージがありますが、実は砂糖そのものは炭水化物の中で特段カロリーが高いというわけではないんです。
 

組み合わせが問題!甘いものが太るといわれる理由

スイーツというと、一般的に洋菓子を含んだ甘いもののことを指すでしょう。実は、甘いことだけがダイエットの敵なのではなく、全体の量(カロリー)も大きな問題。例えば多くのスイーツで砂糖と一緒に使われる油脂類は高カロリーで、バター100gは745kcal、生クリームは100gあたり433kcal(一般的にお菓子づくりに使われるクリーム1パックは866kcal)あります。これらと砂糖、小麦粉の組み合わせが全体のカロリーを押し上げているので、食べ過ぎると代謝しきれず、エネルギーとしても使い切れなくなり、体脂肪として蓄積されてしまう、といった理屈です。
 

 ダイエットスイーツその1 和菓子

和菓子がダイエット中のスイーツとして適切である理由は3つ。
  •  1個あたりのサイズが小さいこと
  • 小豆はダイエットの味方。あんこ類を使うものが多いこと
  • 油脂を含まないので、洋菓子よりもカロリーが低いこと
お茶と和菓子の組み合わせはダイエット中のスイーツにピッタリ

お茶と和菓子の組み合わせはダイエット中のスイーツにピッタリ

まず、サイズが小さいことが食べすぎ防止に最適。スナック菓子をきりなくバリバリ、というよりも、美味しいお饅頭とお茶を丁寧に味わうほうが、おやつ全体としてのカロリーを控えられます。また、急須と茶葉で入れる緑茶にはカテキンが含まれるので、こちらも体脂肪合成を抑制してくれると言われており、食べ合わせとして一石二鳥。

さらに、和菓子に良く使われる小豆は食物繊維を多く含む食材です。小豆100gあたりは17.8g、あん100gあたりは5.7~6.8gと、おやつにしてはとても優秀な食物繊維量。食物繊維を多くとると血糖値を適正に調整する働きがあり、体脂肪合成が妨げる効果があります。

そして最後に、和菓子は油脂を含む洋菓子よりも全体のカロリーが低いこと。量は控えめ、カロリーも多くない甘いものの代表としては、和菓子がもっともダイエット向きだと言えます。和菓子のカロリーはこちらもご参照下さい。

カフェでケーキやパフェを食べるのではなく、甘味屋さんでぜんざいや上生菓子で一息つく習慣をつくるのも、ダイエット中にはオススメです。
 

ダイエットスイーツその2 マクロビオテックスイーツ

マクロビオテックのお店で売られているお菓子は、白い小麦粉や白砂糖ではなく、全粒粉やメープルシロップなど精製されすぎていないものを使われています。また、ナッツなどの種実類を多く使ったり、バター類ではなく植物性の油脂や豆乳を使っていることも多いようです。
マクロビスイーツで健康的なおやつタイムを

マクロビスイーツで健康的なおやつタイムを

精製されすぎていない粉や糖分は、血糖値の上昇を緩やかにしてくれると言われています。はじめに解説したように、消化や代謝の良い糖分を多く摂ると、体脂肪になりやすいのです。したがって、マクロビスイーツはカロリーという概念だけではなく、代謝の仕組みの面からも太りにくいと考えられます。
 

ダイエットスイーツその3 身体を温めるお菓子

近頃人気の漢方の考え方では、体を温め新陳代謝をよくすると滋養強壮に良いといわれている“「温熱性」の食品”という考え方があります。身体を温めることは代謝を高める期待ができて、ダイエットにもプラス。
ホットスイーツで代謝アップさせてダイエット

ホットスイーツで代謝アップさせてダイエット

漢方で身体を温めるものとは、米、もち米、カボチャ、ショウガ、サツマイモ、アンズ、トウガラシ、胡椒、シナモン、ナツメグ、クルミなどです。スイートポテトにシナモンやナッツを入れたものを手作りしても良いでしょう。これらの素材をスイーツに上手に取り入れることもオススメです。

文中でご紹介したスイーツはどれも、適量を食べれば太らないものばかりですが、食べすぎには要注意。食事からとる栄養バランスも大切にするのなら、一日に必要なカロリーの10%程度をおやつの目安にして、量に気をつけて食べて下さいね。

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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。