寿庵製麺所オープン
店舗前の案内看板
私ごとですが製麺所をオープンしました。
株式会社寿庵研究所という会社を2011年1月に設立しました。
何を研究する会社かというと美味しいうどんのための研究と35年ほど勤めたオーディオ関係というか音関連を取り扱います。うどん事業部とオーディオ事業部に分かれています。
うどん事業部の一部として製麺所を2月2日にオープンしました。製麺技術の研修所機能も持たせていますが、普通は完全手打ちでうどんを作っています。
ご要望があれば手打ち蕎麦も打ちます。今のところ販路を広げていないので1日の生産能力は多くても100玉(100人前)程度です。現在は店頭お渡しの持ち帰りと通信販売がメインです。完全に採算性を無視した無謀な数字ですが本来はコンサルタント業務を主眼にした研究所なのです。
とはいえ普段はこつこつ丁寧に納得の行くうどんを作ることを目指しています。
粉との対話
毎日うどんを打っていると不思議なことにいろいろなことに気が付きます。その日のコンディションが、水の入り方、もちろん気温や湿度にも影響するのでしょうが、今日はいい生地ができそうだとか美味しくなりそうだとか五感に訴えてくるのです。
一袋25kgの小麦粉も消費が速いですから小麦粉の香りの違いもよく判ります。かすかに甘いようなよい香りです。丁寧に手で水まわしをして予備熟成も時間をかけます。踏みも効率よりも綺麗な地層ができるようにゆっくりと時間をかけて鍛えています。
今のところ時間はありますから宵ごねも朝練りもその日の気分や粉の銘柄により異なりますが、作っている側から言えばとても面白い充実した日々が続いています。
もりうどん試作 試食は完全予約制にて承ります
手打うどんの記事を読んでいただいたり、店舗の紹介記事を読んでいただいて基準はどこなのかという疑問などもあるかと思いますが、蓮見が作るうどんが一つの答えになるかと思います。
そんな思いも込めて開いた研究所と付属する製麺所です。どうぞ一度お試しいただけると、より楽しく他の記事も読むことができるのではないでしょうか。