正月太り? 走り込み不足?
東京マラソンまであと6週間弱
大会開催日から逆算すると、この年末年始と1月8~10日の三連休は、最後の走り込みに絶好のタイミングでしたが、この時期はなにかと行事やら用事やらが多い季節、おまけに宴会・食事会の誘惑やら箱根駅伝をはじめとする興味を惹くテレビ番組の多い季節。やっとそれらの誘惑が去ったと思いきや、日ごとに寒さはつのるばかりで布団のぬくもりがあなたを捕まえて離さない朝。相当の意志力を持っていないと予定通りに走り込むなんて難しい年初です。
しかし、そんな理由並べ立てても許してはくれないのがフルマラソンの試練。
もうこうなったら、これしかないという対策を残り6週間で実行しましょう。
さて、この対策もいささかの意志力を必要とするのですが、フルマラソンはさすがに「何もしないで楽々完走」というわけにはいきません。これから6週間だけ頑張りましょう。
体重を落とせば解決!
走り込みができなかった人ほど正月太りしていると思います。速く走るにも、楽に走るにも荷重は大きな敵です。トップランナーは、体脂肪はおろか走るために不必要な筋肉さえなるべく付けないように気をつけているほどです。消費エネルギー量は「距離」×「重さ」ですから、フルマラソンという距離が変わらない以上、体重(身に付けているものを含めて)が軽いほど消費エネルギー量は少なくて済みます。体への負担が軽いということです。
もし体重60kgの人が(身体機能はそのままに)3kg減量すれば5%パフォーマンスがアップする可能性があります。フルマラソンを4時間かかる人は3時間48分で走れるということ。逆に3kg体重が増えて63kgになっていると4時間で走れるはずが4時間12分かかってしまうということになります。