ハイヒール美姿勢の作り方
ハイヒールこそ正しい姿勢で
脚長効果があり、スタイルがよく見える優れモノだから、「我慢してもおしゃれしたい!」といって、足や腰が痛くても無理して履き続ける女性も多いのではないでしょうか?
我慢してするおしゃれには、必ず弊害があります。ハイヒールの負担で身体を壊す前に、正しい姿勢でハイヒールを履くことをマスターしましょう。正しい姿勢であれば、トラブルも少なくヒールを履く事が出来、健康にも見た目にも良い姿勢となるので是非実践して下さい。
あなたのハイヒール姿は大丈夫?悪い姿勢チェック
あなたはいくつ当てはまりますか?
【ハイヒール時の悪い姿勢・8項目チェック】
- 爪先が痛くなる
- 足裏にマメが出来る
- 靴ずれができる
- 膝が痛くなる
- 腰が痛くなる
- 肩こりがする
- 頭痛がする
- 脚がむくむ
1~3はハイヒールという靴自体の特性から生じるトラブルです。インソールを使用したり、足に合った靴を購入することが重要。購入時には、必ず両足で履いて試しに数歩歩いてみてから購入しましょう。
4~7は、姿勢で改善できるもの。大きい数の症状が当てはまるほど、悪い姿勢度は重症といえます。姿勢により改善マスターしてください。
ハイヒールでの美姿勢
ハイヒールとフラットシューズとの大きな違いの一つに「重心の位置」を挙げることができます。
フラットシューズは重心が安定
フラットシューズは、足裏の着地面積が広いため、足元が安定します。そのため、こちらの写真のようなまっすぐに立つ姿勢を簡単にする事が可能です。
安定した重心は身体に負担をかけることが少ないバランスの良い姿勢といえます。
ハイヒールは重心が前に
ハイヒールをはいた時は、足裏の接地面積が狭く不安定になりがちです。
特に、ヒールのあるかかと部分が不安定なため、前側に重心のかかりがちな姿勢になります。
その結果、写真のように、膝が曲がり、肩の位置とバランスがずれる姿勢になりやすいのです。そうなると、見た目に悪いだけではなく、腰や膝に負担をかける姿勢になります。
ハイヒールでも重心が真ん中に
こちらの写真と、フラットシューズの写真、足元が異なりますが、同じ写真に見えるのには、「ハイヒールでの姿勢のポイント」を抑えているからです。
ハイヒールでの美姿勢ポイントを紹介するので実践してみましょう。
ハイヒールでの3つの美姿勢ポイント
つま先とかかととの高低差があるハイヒールで、重心を真っ直ぐに保つために、下記の3つのポイントを意識しましょう。土踏まずを意識
地面に接している面積が少ないハイヒールですが、足の重心を土踏まずの真ん中あたりに意識しましょう。
爪先・かかとに重心をかけがちですが、土踏まずの中心あたりを意識して立ってみましょう。
内ももを意識
重心が不安定なヒールを脚全体の筋肉を使いバランスを整えましょう。
脚の外側に重心をかけると不安定になり、バランスを崩します。内ももに力を入れて身体の真ん中で重心をとることを意識しましょう。
腹筋を意識
腹筋と背筋を使い背骨のS字ラインを整えましょう。写真の矢印のように、腹筋と背筋を背骨に向かってギュッと引き寄せてください。
正しい背骨のラインを作ることにより、ヒールを履いている足元への負担を軽減できます。
ハイヒールで美しく健康に!
ハイヒールで骨格バランス良く、美しい姿勢を取るためには、フラットシューズの時よりも、筋力を使う必要があります。
従って、ハイヒールを履いた時は、「常にエクササイズをしている」と思って下さい。
特に、ウォーキング時間が少ないとお悩みの方は、ハイヒールのときは、腹筋強化も同時にできるので、くびれウエストを作るつもりで歩いて下さいね。
ただ、ハイヒールはその不安定な靴の構造から、長時間のウォーキングには向きません。長時間のウォーキングの際には、足のためにも専用のウォーキングシューズをお勧めします。
更に、ハイヒールを履いた後のストレッチや足のケアを習慣にすると「美の寿命」は更に長くなりますよ。
足首まわし&足指ジャンケンエクササイズ
ゆっくり大きく回して
そのあと、足指をグー・チョキ・パーの順に開く足指ジャンケンも同時に行ってください。更に、バスタイムに、足裏を指で強く押してほぐしましょう。
足にかかる負担をその日のうちにリセットし、翌日に疲れを持ち越さないケアで足のメンテナンスを行いましょう。
姿勢の基本は、「足元」から。足元を整えて、ハイヒールをかっこよく履きこなしましょう!
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