LAN・無線LAN・Wi-Fi/おすすめLAN・無線LAN機器レビュー

Aterm WM3500R(2ページ目)

今回は、現在注目されているNECのモバイルルータであるAterm WM3500Rのレビューをお届けします。WiMAXの高速性を生かすことができるモバイルルータでしょうか?

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

屋外でも高速な通信ができる

室内でも電波強度は最高レベル

室内でも電波強度は最高レベル

WiMAXの公称最大速度は40Mbps。iPadや携帯電話などで利用されている3Gが7.2Mbpsだから、大幅に速い。有料のモバイルWi-FiサービスやADSLなどの固定回線を別々に契約していて、速度に不満があるなら、WiMAXに一本化すればより速く、通信費も安くすることもできるだろう。

WiMAXは、接続可能地域が大幅に増加しつつある。以前、「WiMAXを実際に利用してみた」でWiMAXを紹介したときは、ガイドのオフィスでは接続できなかったが、現在はアンテナが3本(電界強度:最高レベル最高)で接続できるようになった。自分が接続できるかどうか気になる方は、購入前にUQのサイト内にある「サービスエリア」で検索するとよいだろう。

WiMAXとの契約は、クレジットカードさえあれば、買ったその日にネットで簡単にできる。また量販店などの店頭でも加入契約できる。

 

Wi-Fiが高速なので、WiMAXも速い

本体のWLAN(Wi-Fi)ランプで無線通信状態をチェックできる。点滅で送受信中を示す

本体のWLAN(Wi-Fi)ランプで無線通信状態をチェックできる。点滅で送受信中を示す

いくらWiMAXの速度が速くても、機器を無線でつなぐ速度が遅ければ、WiMAXを活かすことはできない。しかしAterm WM3500Rは、無線LANの中でも高速な11nを利用しているので、WiMAXの高速性が損なわれない。電車などでの移動中でも出先でも、ノートパソコンなどの無線LAN端末を、手軽にインターネットへ接続できる。

 

最大8時間動作可能なバッテリー

USBで接続すればパソコン側の電池で駆動する

USBで接続すればパソコン側の電池で駆動する

以前のモデルであるWM3300Rの連続通信の時間は、公称2.5時間だったが、WM3500Rは満充電で公称約8時間の連続通信が可能。実際、しばらく使い続けているが、朝から夕方帰宅時まで電池が切れるといった経験はまだない。WM3500R本体にある電池を模ったLEDの点灯パターンで、残量もわかりやすくなっている。

パソコンなどに直接USBで接続すれば、充電しながら通信が可能。ただし多少充電時間は長くなる。専用のクレードルを利用したり、ACアダプタを本体に直接接続しても、通信中の充電ができる。

 
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