ジョギング・マラソン/その他のマラソン大会レポート

1500チーム出場の駅伝グランプリ、楽しみ方は?(2ページ目)

駅伝には個人レースでは味わえない、チームスポーツの魅力がいっぱいつまっています。大学駅伝や実業団駅伝は責任を背負う悲壮感が漂っていますが、市民駅伝は楽しさがいっぱい。楽しんだチームほどグランプリに近づく、そんな笑顔いっぱいの駅伝大会「au×adidas EKIDEN GRAND PRIX」があります。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

1500チームがスムーズにタスキ渡し

2チームでサザエさんファミリーの仮装で参加。かわいい波平さんが人気

2チームでサザエさんファミリーの仮装で参加。かわいい波平さんが人気
 

「風邪が強かったで~す」会社のメンバーで参加した「えだまめ~ず」

「風邪が強かったで~す」会社のメンバーで参加した「えだまめ~ず」
 

いよいよ号砲一発、運動場を参加者が走り出しました。1500名いると駅伝とは思えないボリュームです。
1区は5kmのコースを2周。注目のトップはキロ3分そこそこのスピードで1周目を駆け抜けてきました。続いて2週目に突入、早くも独走状態です。これでは周回遅れがかなり出そうな形勢ですが、そんなことは問題ではないでしょう。
さて注目のタスキリレーですが、ほぼスムーズになされました。チームをA~Kにブロック分けし、各自のブロックエリアで中継するという方法です。時たま次走者が現れないという光景も目にしましたが、ほとんどの原因は前走者が違うブロックで次走者を捜しているというものでした。
それよりコース幅の狭さのほうが気になりましたが、大きな問題もなくレースが終了しました。

優勝チームをグアムでの駅伝に招待

優勝した「しんゆう健走会」チーム。会場に到着したのがスタート30分前だったとか。レースは独走だったが危うい勝利に安堵

優勝した「しんゆう健走会」チーム。会場に到着したのがスタート30分前だったとか。レースは独走だったが危うい勝利に安堵
 

スポーツ飲料1年分が贈られた仮装グランプリは、美人サンタが揃った「スティービーワンダー」チーム

スポーツ飲料1年分が贈られた仮装グランプリは、美人サンタが揃った「スティービーワンダー」チーム

表彰式ステージに各グランプリチームが登壇。2011年グアム ココロードレース 駅伝の部招待を勝ち取ったのは、はるばる新潟から参加した「心友懸走会」でした。「いつもは雪の中を走って練習しているけれど、こんなに晴れ渡った空の下を走れてうれしっかった」と実感のこもった感想。1時間18分36秒と2位に2分35秒差をつけての快勝です。
女子だけの『EKIDEN GIRLS GRAND PRIX』に輝いたのは、広州アジア大会に嶋原清子、加納由理の2選手を送り出した「セカンドウインドAC」チームでタイムは1時間29分56秒。総合でも13位の立派な成績でした。
アディダスのウエアをステキに着こなしたチームに贈られる『adidas RUNNING STYLE GRAND PRIX』には講談社の『i-VOCE』編集部チーム。同じ社内の『FRaU』編集部チーム打倒を掲げ記録でも勝って喜びの凱歌。その他各グランプリに豪華な賞品が贈られ会場からため息も。

参加者に用意された豊富な特典、サービス

フィニッシュチームには、adidas特製の大会Tシャツが贈られ、会場で催された協賛会社によるさまざまなイベントに参加すると、ウインドジャケットやTシャツ、タオル、SHIHOさんが共同開発に加わったこだわりのアームポーチがプレゼントされるなどおいしい企画が目白押し。
会場のフードコートでランチを仕入れ、仲間とレースを振り返って笑い転げるチームの姿があちこちに見られました。
大会参加料は1チーム20000円と、お高い感がありましたが、こうしたサービスを受けられるなら納得できます。
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