ジョギング・マラソン/その他のマラソン大会レポート

1500チーム出場の駅伝グランプリ、楽しみ方は?

駅伝には個人レースでは味わえない、チームスポーツの魅力がいっぱいつまっています。大学駅伝や実業団駅伝は責任を背負う悲壮感が漂っていますが、市民駅伝は楽しさがいっぱい。楽しんだチームほどグランプリに近づく、そんな笑顔いっぱいの駅伝大会「au×adidas EKIDEN GRAND PRIX」があります。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

1500組6000人のマンモス駅伝大会

モデルのSHIHOさん(左)も「TeamundefinedSHIHO」で参戦

モデルのSHIHOさん(左)も「Team SHIHO」で参戦
 

駅伝とは思えない数のランナーのスタート

駅伝とは思えない数のランナーのスタート

12月11日に東京夢の島陸上競技場を会場に開催された「au×adidas EKIDEN GRAND PRIX」(以下「駅伝グランプリ」)東京大会は、駅伝の魅力のエッセンスを、初級者から上級者まで味わえる駅伝大会でした。
東京大会に続いて2011年1月22日(土)には大阪(舞洲スポーツアイランド)、2月11日(祝)には名古屋(愛/地球博公園)で開催されます。現在参加者を専用WEBサイトで募集中。この記事で楽しみ方必勝作戦を立てて参戦を。

風がちょっと強かったですが、雲一つない好天に恵まれたこの日、東京都江東区の夢の島公園陸上競技場に1500組6000名の参加者が集まりました。
競技内容は、4区間(1区10km、2区5km、3区3km、4区5km)の駅伝。しかし、ちょっと普通の駅伝と違うところは種目のカテゴリー分けです。
必ずチームに一人以上の女性が入っていること。その女性の人数によって「混成男子3人+女子1人」「男女各2名のペア」「混成男子1人+女子3人」「全員ガール」の4部門があること。

応援にも仮装にもグランプリ

季節柄サンタクロースも走る

季節柄サンタクロースも走る
 

自分のブロック前でタスキを受け渡す仕組み

自分のブロック前でタスキを受け渡す仕組み
 

そしてさらに、競技種目の他に表彰カテゴリーとして、仮装グランプリ、チームの練習距離を競うグランプリ、応援グランプリ、つぶやきの多かったチームに贈る「Tweet GRAND PRIX」など駅伝のレースに付随する魅力ごとのカテゴリーにグランプリ表彰が設けられていることでしょう。
速さを競うだけでなく、仲間とのチームワークやチームの特色、個性のパフォーマンスも競おうという大会です。
大会に協賛したのは、アディダス ジャパンとKDDI。それだけに両企業の力の入れ方もかなりのものでした。
大会開催都市の東京、大阪、名古屋では、第一生命陸上競技部監督の山下佐知子氏が監修した練習メニューによる講習会をのべ17回開催。大会に申し込んだ練習参加者にアディダス契約アドバイザーがコーチを務めるだけでなく、増田明美さんや市橋有里さんもゲスト参加した練習会もありました。

女性参加者40%の華やかさ

とはいえ仲間が出てこないなんていうハプニングも

とはいえ仲間が出てこないなんていうハプニングも
 

やっぱり見栄えするSHIHOさんです

やっぱり見栄えするSHIHOさんです

会場は、とても華やかでした。なんといっても女性が多い。約40%が女性参加者です。参加者の年齢も一般的な市民大会に比べると若いようです。ベテランランナーほどランニングに競技性を求めるか健康づくりを目的に置く傾向があることは否定できず、この大会のように楽しさとか仲間との共感の時空を共有しようといった内容を持つ大会になると若い人の反応がよくなるようです。ベテランランナーにもたまには、楽しみだけを目的にして体を動かしてみることをおすすめしたいのですが。

さてもう一つこの大会で興味があったのが運営です。1500チームのタスキリレーがスムーズに行われるのか? 混乱は起きないのか? 興味津々で見守りました。
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