DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

DTMマシンへとさらに進化するiPad

11月は9日にKORGのiMS-20、22日には新OSであるiOS 4.2が登場するなど、DTM系の話題に事欠かないiPad。ますます電子書籍よりDTMマシン色が濃くなっていると思うのですが、そんな今月の動きをまとめてみました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

レトロシンセを忠実に再現したiMS-20

とにかく話題沸騰となっているのが、KORGがiPad用にリリースした新アプリ、iMS-20です。すでに使った、動いているのを見たという人も少なくないと思いますが、Apple iTunesのApp Storeでミュージックカテゴリとしてはもちろん、全ジャンルの有料アプリの中で即日1位を記録。11月下旬に入ってもずっと総合での上位をキープしている大人気アプリです。

KORG iMS-20

大人気となっているレトロシンセアプリ、KORG iMS-20


ご存知ない方に簡単に紹介しておくと、これはKORGが1978年に発売した本当に初期のシンセサイザをiPad上に忠実に再現したというもの。画面上のノブを回したり、パッチ配線をしていくことで、まるでアナログ機材を触っているような感覚でシンセサイザの音作りができ、その下に表示されているキーボードで演奏できるというものです。

2年前にニンテンドーDS用のソフト、「DS-10」がリリースされましたが、あれはMS-20の廉価版であるMS-10を再現したものなので、その上位版と考えるとわかりやすいかもしれません。

しかも単に音作りができるに留まりません。当時のアナログシーケンサ、SQ-10の機能も搭載しているので、これ1つで曲作りもできるのです。またSQ-10をベースにしたドラムマシンも搭載されているから、本当にこれ1台で何日も遊べてしまうほどのアプリとなっているのです。

iMS-20だけのためにiPadを買っても十分元は取れると思うのですが、iMS-20単体の価格は3,800円。しかも1月31日までは期間限定の発売記念プライスとして1,800円となっています。もし、まだiPadを入手していなくても、とりあえずiTunes Storeで購入しておくことをお勧めします。

【関連記事】
即日App Store総合1位にランキングされたKORGのiPad用新音源、iMS-20

 

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