DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

DTMマシンへとさらに進化するiPad(2ページ目)

11月は9日にKORGのiMS-20、22日には新OSであるiOS 4.2が登場するなど、DTM系の話題に事欠かないiPad。ますます電子書籍よりDTMマシン色が濃くなっていると思うのですが、そんな今月の動きをまとめてみました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

 

iPadの新OSの登場で、正式にMIDI対応

11月22日、iPhone、iPad用の新OS、iOS 4.2がリリースされました。iPhoneにとってはiOS 4.1からのマイナーアップデートですが、iPadにとってはiOS 3.2からのメジャーアップデートであったため、マルチタスクになったこと、フォルダが使えるようになったことのほか、新機能であるAirPrint、AirPlayなどの機能が話題になっています。

しかしDTM的な観点からすると、さらにすごい機能が実装されました。それがCoreMIDI対応というものです。CoreMIDIの詳細については私の書いているブログ「DTMステーション」で説明しているので、そちらを参照してみてください。
KORG nanoKEY

nanoKEYなどのMIDI機材をiPadでも利用可能になる


これによって、iPhoneやiPadでMIDIが扱えるようになり、外部のMIDIキーボードからiPad上のシンセを演奏したり、iPad上のシーケンスソフトで外部MIDI機器をコントロールできるようになったのです。

ただリリース直後である現在では対応アプリはまだ少なく、miniSynthPROや実験ソフトともいえるMIDI Monitorが対応している程度のようです。
miniSynth PRO

miniSynth PROがCoreMIDI対応している


とはいえ、KORGも企画担当者がTwitter上でiMS-20さらにはiELECTRIBEのiOS 4.2の新機能に対応させたアップデートを行うと表明しているので、CoreMIDI対応もしてくるものと思われるので期待したいところです。

【関連記事】
CoreMIDIサポートのiOS4.2リリース、一部アプリが対応
CoreMIDIとGenericMIDIって何だ?

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