麻布十番「豆源」の、お酒に合う新作豆菓子
麻布十番の豆菓子の老舗「豆源(まめげん)」。今度の新作は、お酒にぴったり。ワインや日本酒の新酒がお目見えするこれからの時期に、最適なお伴を見つけました。
「豆源」の豆菓子の数はおよそ60種類!
古い資料は戦争で焼失したものの、1865年(慶応元年)には麻布十番で豆菓子店を営んでいた記録が残る「豆源」。現在は6代目を数えます。
煎り大豆を商う屋台から始まった同店。今では豆菓子およそ60種類に加え、おかき各種、蒸し饅頭など充実の品揃え。話題の店が集まる麻布十番にあって、常に賑わいを見せています。
「塩おかき」は、通りまで漂う芳ばしい香り
デパート等、便の良い場所に多数出店する「豆源」。それでも本店に足を運びたい理由は「実演販売」と「本店限定」のお菓子があるから。
通りまで漂う「塩おかき」を揚げる香りは、麻布十番名物の1つ。豆菓子を抑えて本店で一番人気の「塩おかき」は、天日干しの生地を米油と胡麻油でからりと揚げ、塩を振ったもの。揚げ立ては、堪えられない芳ばしさです。
他には、煎った落花生に白砂糖の蜜を絡めた「南京糖」、黒砂糖の蜜を絡めた「出世豆」の実演販売があります。
店頭で作るものは、どれもシンプル。手をかけ過ぎない素朴さは、かえって魅力となっています
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