カトマンズへの道
おばあさんが右手で回しているのがマニ車。中には経文が入れてあり、回転させると経を唱えたことになる。スワヤンブナートにて ©牧哲雄
ネパールの玄関口は首都カトマンズ。格安航空券で12万円前後から。ソウル、香港、バンコク、シンガポールなどの経由便がある。個人旅行者はチベットのラサやインドの諸都市から陸路で入ることもできる。ツアーは5日間20万円前後から。
■周辺の世界遺産とネパール観光
バクタプルのダッタトラヤ寺院前にたたずむシュールな石像 ©牧哲雄
世界遺産以外にもネパール全域でトレッキングや温泉旅行が楽しめるし、インド国境付近は動物サファリが盛んに行われるなど、多彩な気候を活かしたレジャーが様々に用意されている。
ただ、2008年5月の王制廃止に伴う混乱が収束したとはいえず、特に地方を移動する際には注意が必要だ。ネパールを訪ねる前に、最終ページにリンクした「外務省 海外安全情報のページ」などで最新情報を必ずチェックすること。
カトマンズのベストシーズン
カトマンズ市街から約10kmの位置にあるブダニルカンタ寺院に設置された、大蛇の上に寝転がるヴィシュヌの石像 ©牧哲雄
雨季は5~9月で、特に6~8月は梅雨の東京よりも降水量が多い。それ以外が乾季で、特に11~2月の天気はとてもよい。
雨季は雲のおかげでヒマラヤの山々も見づらいし、熱帯雨林のサファリもきつい。ということで、ベストシーズンは雨季を外した10~4月。
世界遺産基本データ&リンク
高さ約35mを誇る、ネパール仏教の聖地ボダナートのストゥーパ。毎日信者たちがマニ車を手に持ってコルラを行っている ©牧哲雄
登録名称:カトマンズの谷
Kathmandu Valley
国名:ネパール連邦民主共和国
登録年と登録基準:1979年、2006年拡大、文化遺産(iii)(iv)(vi)
【関連記事&サイト】
- チトワン国立公園/ネパール
- ラサのポタラ宮/中国(チベット仏教つながり)
- Welcome Nepal(ネパール観光局の公式サイト。日本語あり)
- 在日ネパール大使館(日本語公式サイト)
- 外務省 海外安全ホームページ