玉造温泉の旅館
玉造温泉を代表する旅館といえば、やはり長楽園。「湯之助の宿」を名乗っていますが、湯之助とは温泉を管理する、江戸時代の松江藩の役職です。日本有数の大露天風呂「龍宮の湯」がある事でも知られます。今年(2010年)の夏まで、約七年間日帰り入浴を受け付けていましたが、また日帰り不可になってしまったのが、非常に残念。お湯と風情に心底納得できるので、泊まって堪能する価値がある宿で、特に温泉好きにおすすめの宿です。
他にも多数の旅館がありますが、掛け流しにこだわるなら湯陣 千代の湯。自家源泉掛け流しの宿で、しかも日帰りも可能(混雑時は不可の場合あり)。マイルドな湯ですが、玉造温泉の名湯を掛け流しで堪能できるだけで、温泉好きなら納得できるに違いありません。
玉造温泉の入浴施設
玉造温泉で、気軽に入浴を楽しめる唯一の入浴施設が「ゆ~ゆ」です。温泉街の中心にあり、駐車場も完備しているのが、有難い限り。温泉施設には見えない、近未来的な外観に驚いてしまいますが、近代的な温泉施設です。完成当初は、なかなか良い施設だと思っていたのですが、その後、他の温泉地でレジオネラ騒ぎがあった影響か、徹底して消毒を行っているようで、塩素の匂いが強く、気になってしまうのが少々残念。新源泉を利用しているせいか、泉質も単純泉です。なお夜は、有料で安来節の公演も行われています。
次ページで、玉造温泉の観光地を紹介します。