「ピンポ~ン」は危険の合図!?
ドアは最後の砦!
この頃では、誰もが携帯電話を持っているため、人の家を訪問する前には必ず事前に携帯電話で時間を決めたり、行くことを約束しています。ということは、予期していない来訪者は、「誰だろう?」とまず考えるでしょう。
宅配便や郵便物、あるいは町内会の会費の集金、など「この家」を目指してやってくる目的のある場合と、セールスや勧誘など手当たり次第に地域を回っている、いわばローラー式の訪問、つまり「この家」が特に目的ではないが一応チャイムを鳴らしてみる、という場合とがあります。
宅配便は時間指定している場合が多いはずです。もし、不在であればドアポストや郵便受けに「不在票」が入っているでしょう。それを見て時間指定して再配達、受取りをすればいいものです。新聞代の集金はだいたい来る日が決まっていることが多いようです。
あるいは、ガス・水道・電気・電話などのいわゆるライフライン関係の人は、最近では必ず事前に訪問のお知らせがあります。よほど緊急な場合はあるいは突然やってくることもあるでしょうが、避けようのない理由があるはずで、それはそれで対応するしかありません。
かかってくる電話も、そもそも突然のものですが、人は突然の電話や来訪者に対しては、無防備であることが多いのです。「奥様ですか?」にうっかり答えてしまったり、「お荷物です」と言われたら、何か届く予定があったかどうか考える前に、「は~い」と玄関ドアを開けたりしているかもしれません。
しかし、「お荷物です」「宅配便です」「警察です」「消防署のほうから来ました」などと言われたら、そこでしっかり考える必要があります。本当に荷物や宅配便であったら、「お荷物です」「宅配便です」とは言わないはずです。この点が、大事なチェックポイントになります。次ページで解説します。