ジョギング・マラソン/その他のマラソン大会レポート

グアムココ・ロードレースに参加してみた(2ページ目)

グアムは、日本からわずか3時間30分、それでいてハワイより南に位置し南島情緒にあふれています。円高で海外レース人気が高まる中、今回は10月17日に開催されたグアムココ・ロードレースをご紹介します。種目はハーフマラソンと駅伝。制限時間が緩やかで初心者にも優しい大会でした。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

会場では応援者も楽しめるアイランドフェアも

ライトアップされると気分が浮き立ってくる

ライトアップされると気分が浮き立ってくる

沿道の声援を受けてハーフと駅伝第一走者が同時スタート。一区を走った安喰太郎さんは一区区間賞。お見事

沿道の声援を受けてハーフと駅伝第一走者が同時スタート。一区を走った安喰太郎さんは一区区間賞。お見事

第三走者SHIHOさんから、アンカー清水圭さんにタスキがつながる

第三走者SHIHOさんから、アンカー清水圭さんにタスキがつながる

日が昇るとランナーの頭上に虹が架かった

日が昇るとランナーの頭上に虹が架かった

大会会場は、タモン地区の西端にあるイパオ・ビーチ・パーク。大会前々日から大会当日までの3日間にわたって「グアム ミクロネシア アイランド フェア」が開催されており、太平洋上に散在する小島から島民が集まって特産品の販売や島自慢のダンスショーを繰り広げ南洋のお祭りムード一色。ここに午前4時、天空にオリオン座が輝く夜道をランナーが続々と集まってきました。

午前9時には大会終了、時間たっぷり

レースは午前5時のスタート。この時期の夜明けは6時20分頃なので暗い中をライトアップされてのスタート。トップグループは日の出前にフィニッシュしてしまいます。日中の平均気温は30度くらいとのことですが、この時間だとまだ涼しくて暑さは気になりません。午前9時には大会終了ですから、その後に時間がたっぷり、観光やマリンレジャー、ゴルフなどが楽しめてまさに早起きは相当にトク。

早朝なので暑さの心配はなかった

私はランニング雑誌の「ランニングマガジン クリール」や「ランニングスタイル」の編集スタッフと組んだ「MEDIA MIX」チームの4区を担当したので、第1、3中継所のあるトリンチェラビーチで第3走ランナーを待ちつつ取材していましたが、暑さに参ったという様子のランナーは見かけませんでした。海からの風邪が気持ちよいくらいです。

「BE FASTER」もかなりやります

ようやく東の空に青みが見えてきた5時54分頃にハーフのトップランナーが通過。これは速いな、と思って見送りましたがやはり見事に大会新記録で、大会新記録ボーナスの500ドルを上積みしました。それから20分後に「BE FASTER」の第三走者SHIHOさんが来て清水圭さんにタスキリレー。これも思っていたよりも速くいい順位。みなさん容赦なく頑張ったようです。

この頃には、東の空は茜色に染まり、その下にビルの明かりがきらめき、それがサンゴの海に映るといううっとりするような光景。おまけに西の空には虹がかかり、第三走者は虹のゲートをくぐって走ってくるというファンタジックなシーンです。
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