会場は、虎ノ門にある東京倶楽部。ホテルオークラ、スウェーデン大使館などが建ち並ぶ一角にその建物はあった。126年もの歴史がある施設で、厳格な会員制になっており、おいそれとは入れない威厳が門の前からも漂っている。実際、今回のパーティーでも、こうしたステーショナリーのパーティでは珍しく、参加者はスーツ&ネクタイ着用と決められていた。
これまでにない手帳
今回発表されていたのは、「BTDT」という手帳。
旅を楽しくしてくれる手帳「BTDT」
「行ったことがある。やったことがある」という意味の「BTDT」
ハリーさんいわく、自分がこれまで行った国の記録を見るには、パスポートの出入国のスタンプを見るしかなかった。
しかし、それはあくまでも自分が行った国の情報だけであって、どの都市に行き、そこでなにを見たかといった詳細についての記録はない。また、これからどこの国を旅しようかと考えることもできない。
仕事でもプライベートでも海外旅行をよくするハリーさんは、そうした手帳を探してみたが、どうしても見つけることができなかった。
ならばと、自ら作ろうと考え、10年という歳月をかけて、旅を愛する人たちの手帳「BTDT」は生まれた。英語版はロンドン、シンガポールなどで発売され、今回日本語版も同時にリリースされることになった。
次のページでは気になる中身をご紹介します。