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40年後は、お刺身が食べられないかも?!(2ページ目)

このまま乱獲や水質汚染が続けば、食卓に魚介類がのぼらなくなってしまうかも。そんなショッキングな研究報告がありました。世界の中でも魚食大国の日本人はどうする?

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

環境を配慮した海産物を選ぶ

サンマ
いつまでもおいしく魚がいただけるように、私たちにできることとは・・・
画像提供/Eyes Pic
水産資源を保護するためには、様々な政策と活動が必要ですが、消費者ができることの一つとして、環境に配慮した製品を選ぶ、ということがあります。

WWF Japanによりますと、消費者に海産物を提供する小売店は、扱う製品に責任を持ち、密漁や過剰漁業などによる怪しげな製品は断固として販売しない姿勢などが求められます。なかなかそうした姿勢は、伝わりにくいものですが、それを見分ける基準があるのです。

それが、国際的な海のエコラベルとして認められている、MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)ラベル。MSCは持続可能な形で行なわれる漁業を推進する国際的な機関で、第三者の認証機関により「環境に配慮されたものである」という認証を受けた製品には、
MSCラベルが付いているので、消費者にも一目で分かるのです。

WWF Japanは持続可能な漁業を推進し、消費者に責任ある水産物を提供する手立てとして、このMSC認証の普及を世界的に進めています。日本でも総合スーパー最大手のイオンが、2006年11月29日より全国の「ジャスコ」「マックスバリュ」など660店舗で、MSCラベル付き魚介類を販売開始するそうです。

詳しくは、WWF japanのサイトへ。
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