ワンルームで8万円以上、高額物件なら数十万円以上も
外苑西通り沿いでは新築は希少。通りから少し入ると古い、でも管理の行き届いたマンションが |
カップル向きの1LDK、2DK、2LDKなら15万円以上が目安。リビングの広い物件が多く、インテリアに凝った暮らしが楽しめます。さらに広い間取りになると、後は予算次第。数十万円以上の物件も少なくありません。
白金台6丁目、白金5丁目、同3丁目など古い木造住宅やアパートが多く残っている地域も |
新築マンションは5000万円以上、中古価格も上昇している
築年数に関わらず、この地域に建てられる分譲マンションは仕様などハイグレードなタイプが多い |
駅名 | 現状価格 | 1年前の価格 | 2年前の価格 |
---|---|---|---|
白金高輪 | 293万円 | 274万円 | 257万円 |
白金台 | 221万円 | 218万円 | 217万円 |
※駅からの距離などには特段の制限はない
イメージが良く、加えて、利便性は年々向上している地域ですから、中古マンションの価格も高い水準にあります。東京カンテイのデータによると、白金台の現状価格は3.32は293万円ですが、これより高いのは表参道299万円、広尾311万円、代官山326万円だけ。いかに高水準か、お分かりいただけるでしょう。現在、市場に出ている物件でも、70m2前後で4000万円以上、中には6000万円近い例もあるほどです。
一戸建て、土地となると、数はごく少なく、1億円以上が一般的。ごくたまに、50m2前後、3階建ての一戸建てもあるようですが、それでも5000万円以下の例はほとんどありません。
1丁目の再開発、工場地帯が変わる。その影響に期待が……
再開発地域。中央がタワーの住居棟。商業施設なども作られ、便利さは一気にアップする |
実際、ここのところ、白金高輪駅周辺では新築賃貸物件が増加。再開発地域周辺を歩くと、その多さにびっくりするほどです。この地域は元々、小さな町工場が密集しており、今もまだまだ、そうした街区が残されています。いずれはそうした地域が生まれ変わっていくことを考えると、今後への期待も高まるというものです。
【シリーズバックナンバー】
Vol.1「ハイソで国際的な下町『広尾』」
Vol.2「中央線文化漂う住宅街『荻窪』」
Vol.3「千葉県有数のお屋敷街『市川』」
Vol.4「粋と新しい便利さの街『神楽坂』」
Vol.5「元気、でも静かな街『学芸大学』」
Vol.6「情報感度高い大人の街『表参道』」
Vol.7「人に自然に優しい街『自由ヶ丘』」
Vol.8「季節感と情緒、グルメの街『浅草』」
Vol.9「自然、雑踏と文化の街『吉祥寺』」
Vol.10「緑溢れる水辺の都会『二子玉川』」