市民はマンション建設に厳しい目、
分譲物件増加は期待できず
大学通りを中心に建物の高さや外観などに厳しい規制がある |
実際、マンション、一戸建てともに供給されているのは、南武線の谷保や矢川が最寄であったり、国立からバス便利用で住所は小平市であったりといった場所。新築マンションで考えるなら、駅北口、国分寺市内が多少期待できる程度です。残念ながら、人気のある街だけに住み替える人も少なく、中古の供給も少な目です。ちなみにこの街の中古相場を東京カンテイのデータで見ると、吉祥寺以遠では最も高くなっています。
駅名 | 平均坪単価 | 1年前 | 2年前 |
---|---|---|---|
吉祥寺 | 165万円 | 167万円 | 175万円 |
国分寺 | 124万円 | 143万円 | 141万円 |
国立 | 148万円 | 137万円 | 141万円 |
立川 | 109万円 | 116万円 | 116万円 |
※駅からの距離などには特段の制限はない
南武線沿線なら徒歩圏内で新築一戸建ても |
豊富な単身者向き物件
広めリビングのテラスハウスなども
住宅街の中にはコンビニも自販機もない場合がしばしば |
ただ、環境重視の土地柄でもあり、住宅街にはコンビニも自販機も期待薄。駅周辺なら問題ありませんが、10分以上離れた場所では周辺の利便性チェックは欠かせません。
高架化のため、取り壊しの危機に瀕している国立駅。動向を見守りたい |
【シリーズバックナンバー】
「ハイソで国際的な下町『広尾』」
「中央線文化漂う住宅街『荻窪』」
「粋と新しい便利さの街『神楽坂』」
「元気、でも静かな街『学芸大学』」
「情報感度高い大人の街『表参道』」
「人に自然に優しい街『自由ヶ丘』」
「季節感と情緒、グルメの街『浅草』」
「自然、雑踏と文化の街『吉祥寺』」
「緑溢れる水辺の都会『二子玉川』」
「セレブで庶民派な街『白金』」
「元気な世田谷の下町『三軒茶屋』」
「意外に住める憧れの超都心『銀座』」