年々充実する商業施設、
その背景には人口増、若い住民の多さが
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センター北駅周辺には3軒もの大型商業施設が揃う |
さらに、この街での暮らしを豊かにしてくれるのは、年々増加、充実する駅周辺を中心にした商業施設。横浜市営地下鉄センター北、南両駅周辺には大型ショッピングセンターが林立、周辺から多くの人を集めていますし、ニュータウン周辺にも新しい施設が続々登場しています。中には、日本1号店という店舗も多く、全国的にもここが市場として重要な意味を持っていることがよく分かります。
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都筑区は65歳以上の人口が横浜市内でもっとも少なく、逆に15歳未満が市内でもっとも多い |
その背景には都筑区が日本でも有数の人口増加地域であり、かつ住民の平均年齢が若いということが挙げられます。まず、人口増減で言えば、2000年から2005年の国勢調査での人口増減率は大阪市中央区(20.7%)に次ぎ、15.4%で日本で2位。実数で見ても、横浜市青葉区の2万5,500人にはやや及ばないものの、2万3,924人とこちらも日本で2番目。人口の減っている自治体が多い中、人口が増えている活気のある街なのです。
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子どもの姿を見かけることが多い港北ニュータウンエリア。この地域内にいると少子化の単語を忘れそうになる |
また、平均年齢も2005年の国勢調査で36.6歳。横浜市平均が41.4歳、日本全体での平均が44歳ですから、いかに若い人の多い街かがよく分かります。実際、街を歩くと子どもを連れたお母さん、散歩するファミリー、走り回る中学生など子どもの姿の多いこと。子育て世帯にとっては、同年代の友達、ママ友の作りやすい街というわけです。
2008年には新線が開通、
より便利に暮らしやすく
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本来の予定からは多少遅れたものの、2008年3月には開業予定の横浜市営地下鉄グリーンライン |
さらに、2008年3月には横浜市営地下鉄グリーンラインが開業します。この路線はJR横浜線中山から、すでにあるセンター北、センター南駅を経て、東急東横線日吉をつなぐもので、日吉からは東急東横線だけでなく、東急目黒線も利用できるようになる予定です。そうなると、目黒線経由で東京メトロ南北線、さらに埼玉高速鉄道などともつながることになり、交通の利便性は向上します。当然、新駅周辺での開発も進められるはずですから、注目度、人気はよりアップするはずです。
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ニュータウン内のあちこちではマンションその他の建築現場、モデルルームの看板などを見かける |
幸い、開発が進んできたとはいえ、既存の駅の近くですら、まだまだ土地のあるエリアです。さらに新駅ができるとすれば、駅に近い場所での住宅購入も十分可能ですから、一度ドライブ、ショッピングがてら、遊びに行ってみてはいかがでしょう。意外に成熟している街並みに驚かれるはずですよ。
後編ではそれぞれの街周辺の状況をレポートします。
【シリーズバックナンバー】
「田園都市を代表する優雅な町『たまプラーザ』」
「坂と異国情緒の街『横浜(山手、元町)』
「歴史と未来が交差する街『みなとみらい周辺』
「港町横浜『関内、伊勢佐木町、中華街』
「マンションに新駅も登場、変わる『武蔵小杉』
「新旧が混在、10年で街が一変した『溝の口』
「人気、注目度上昇中の『川崎』全ガイド(1)」
「川崎全ガイド(2)JR・京急エリア」
「川崎全ガイド(3)南武線エリア」
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