東口側は氷川神社が中心の、歴史ある街
公園や緑地も多い住環境が魅力

ecute大宮
大宮駅構内には50軒以上の店舗が入ったecute大宮があり、駅内で買い物などができる
埼玉県の経済の中心地、大宮はJR京浜東北線、埼京線・川越線、湘南新宿ラインなどの6路線に加え、東北新幹線、東武野田線なども利用できる、交通の要所。新宿湘南ラインを利用すれば、池袋まで21分、新宿まで28分という距離ですから、独自の文化に加え、都心への利便性も兼ね備えた街というわけです。

氷川神社
5月には薪能、12月には酉の市なども開かれる氷川神社は壮麗な神殿や鳥居でも有名
さて、大宮という街を考えるときに、頭に入れておきたいのが、駅の東口と西口では街の様相が大きく違うこと。まず、東口側ですが、こちらの象徴とも言うべき存在が、地元では親しみを込めて「おひかわさま」と呼ばれる氷川神社。大いなる宮居と称されたことが、大宮の地名の由来とも言われる氷川神社は、正式には武蔵一宮氷川神社といい、日本でも指折りの古社。関東一円にある氷川神社の本拠でもあり、かつての神領は現在の大宮公園なども含め、約3万坪もあったとか。

大宮駅東口
西口に比べると、こじんまりした印象の大宮駅東口
当然、東口エリアはこの氷川神社の門前町として、古くから栄えてきました。2キロ以上に及ぶ参道の周辺には、いまも、大きな一戸建てを見ることができます。また、東口の商店街はその当時の雰囲気を残し、個人商店や古い建物も多く、庶民的で、下町風の趣もあります。

大宮公園の桜
見事な桜の屋根の下での花見が楽しめる大宮公園。隣接する第二公園は梅が有名
氷川神社に隣接した大宮公園は第二公園、第三公園をあわせると、総面積67.9haと広大で、野球場、陸上競技場、体育館に小動物園など各種施設があり、埼玉県でもっとも利用者数が多い公園。1200本以上もの桜の名所としても知られています。

大宮公園周辺の住宅街
氷川神社、大宮公園周辺には見事な庭のある一戸建ても少なくない
さらに、大宮公園の北側は盆栽村と呼ばれる、盆栽園の多い地域が広がり、街中にも緑が豊富です。碁盤の目状に整備された通り沿いには、桜、もみじ、かえでなどといった木々が通りごとに植えられており、盆栽に興味がない人でも和める場となっているのです。

1980年からの再開発で生まれ変わった西口側は
商業施設、文化施設の充実した便利な街

西口ソニックシティ
西口の目の前にあるソニックシティはホール、コンベンション会場などを備えた複合ビル
さて、歴史、緑が特徴の東口側に比べると、西口側は、比較的新しい街です。再開発が始まったのは1980年代で、その当時、開発のシンボルとされたのが駅前にそびえるソニックシティと、商店街が大型店と共存する、新しいシステムで注目された、大宮スカイビルです。

大宮駅西口
駅周辺には、ペデストリアンデッキでつながれた商業ビルが点在。昼夜賑わっている
その後、西口周辺に各種大型店が続々誕生、再開発以前の昭和57年には、5倍以上の差があった東口と西口の利用者が逆転したといいます。また、駅周辺には商業施設以外にもホールのあるソニックシティ、大型プラネタリウムのあるJACK大宮宇宙劇場、いくつものオフィスビルなどもあり、多くの人が行きかう場所となっています。

国道17号
日本橋と新潟をつなぐ国道17号は西口側を走っている
そのため、駅周辺には住宅は少なく、増えてくるのは国道17号以遠。国道沿いには大型マンションなども建設されており、そこから少し入ると、一戸建てエリア。比較的小規模な住宅が多くなっています。

では、次ページでは気になる住宅相場について見ていきましょう。