関内のクラシカルな石造りの建物に伊勢佐木町のレトロな百貨店、中華街の派手な門……。複雑な顔を持つこの地域を一言で説明しようとすると、港町ヨコハマとしか言いようがない、その多様さこそが魅力の街なのです。

エリアによって大きく違う
3つの表情が……


横浜中心部の位置関係は?

横浜中心部の地図
横浜中央部は図にある3つの地域に分けられる。

横浜イセザキモール
全長1.5キロのイセザキモールには神奈川最古のデパート松坂屋などが軒を連ねる
みなとみらいの近未来的な雰囲気、元町・山手のハイソなヨーロッパ調と比べると、今回取りあげるエリアは地域によって異なる表情があります。まずは伊勢佐木町方面。この地域ではイセザキモールに代表される、明治、昭和初期の庶民的な商店街が印象的。


横浜カレーミュージアム
2001年オープンの横濱カレーミュージアムは伊勢佐木町の新しい名所
実際、伊勢佐木町には30軒余の明治創業のお店があるそうですし、昭和初期には銀座の「銀ブラ」ならぬ、「イセブラ」が流行語になったほど。今でも、レトロな洋風建築に、和風の縄のれんの飲み屋さん、怪しいネオン街が混在し、独特の雰囲気を作っています。最近ではタイなどエスニック料理店が集まるような通りもあります。


横浜県庁
クラシカルな石造りの神奈川県庁周辺には県や国の機関やオフィスビルなどが集中している
関内から海側、みなとみらい線の日本大通周辺はクラシカルな石造りの洋風建築が残る、政治や文化、ビジネスの中心地。キングの塔と呼ばれる横浜県庁やクィーンの塔、横浜税関は観光名所でもあり、海沿いには山下公園があります。


横浜中華街
関東近県はおろか、日本全国から観光客が集まる横浜中華街
そして山下町から横浜公園の間は世界有数の中華街。赤と金を基調にした派手な門の中には、1年中観光客が絶えず、行列のできる店も多数。最近では食べ放題のランチに長蛇の列ができています。この街では、食品類や雑貨などの物価も安く、外食好きにも、自炊派にも楽しい場所です。


道一本で街の安全度に差、
特に女性はチェックが必要

横浜中心部近くのオフィス街
関内のオフィスエリアではスーパーなどがない点も覚えておきたい
飲食店を始め、商業施設が多く、県庁、市役所に市体育館など、いろいろな施設がすぐ近くにあるこのエリアは物価も安く、便利さ、生活のしやすさでは文句なしですが、気をつけたいのは安全面。例えば関内のオフィスエリアでは夜間、人通りが極端に少なくなります。メインストリートはいいのですが、少し入った、駐車場が1階に入っているようなビルのある地域では必ず夜間も下見をしてみること。


また、伊勢佐木町周辺では昼間から酒臭い人たちがたむろしている地域があったり、昼間は何でもないビル街に見えて、夜になると風俗営業店に人が集まるような場所もあります。自分で歩いて見ると同時に、不動産会社の担当者など地元に詳しい人に質問してみることも大事です。

では、気になる住宅の供給状況や相場はどうなっているか、次ページで見ていきましょう。