まずは行動すること
あなたは会社員である今のうちから一歩でも起業・独立に近づくために、何か行動を起こしてみましたか? 自己啓発本やビジネス本を読むことも、もちろん意味があり重要です。ただ、本などからインプットしてわかったような気になるだけではなく、実際にアウトプットしてみること=行動することのほうが重要です。「将来的に起業・独立しようと決意したけど、何から始めたらいいかわからない……」。起業・独立を目指す会社員の方から、そういうご相談もよくお受けするのも事実。起業・独立するのは初めてという人がほとんどでしょうから、それも致し方ないですよね。ここでは、起業・独立に向けて一歩でも前に進むきっかけになるよう、会社員時代に起業・独立に向けてどのように準備していけばいいかを解説していきます。
ターゲットをリサーチする
夢の実現のためには行動することが大切
■同業他社を研究する
同業他社でうまくいっているところ、うまくいってないところ、そしてその原因は? Webや本の情報だけではなく、実際に現場を見に行くことも必要となるでしょう。休日にリサーチに出かけましょう。
■成功者を研究する
あなたが目指すその道で成功している人は何人かいますよね。まずはその人を徹底的に研究してみましょう。書籍やブログ、Webサイトを読んだり、セミナーに参加したり、実際に商品やサービスに触れてみたり。その人がどうして成功したのか、それが見えてくるはずです。可能であれば、実際に会っていただくのが一番良いです。ガイドも気になる方にアポイントをとってお会いしていただいたことがあります。オフィスも見学させていただき、とても良い経験になりました。
■テストマーケティング、ヒアリングを進める
その商品・サービスが売れるのかどうか? いくらで売れるのか? どうやったら売れるのか? どこをどのように改良したら良いか? 起業・独立前にいろいろと試してみることができたら成功確率が上がるはずです。もし副業としてテストマーケティング(テスト販売、テストサービス提供など)できる商品・サービスの場合、テストマーケティングをしてみてください。
テストマーケティングがムリだとしたら、少なくともヒアリングをしてみましょう。ターゲット顧客層に近い属性の知り合いに協力してもらい、商品・サービスの構想内容、価格、売り方などについて意見を聞かせてもらうのです。改良のヒントが見えてくるはずです。
■許認可・手続について調べる
業種によっては、役所の許認可や届出が義務づけられているものがあります。必要な要件、資格などについても調べておきましょう。今のうちに取得できる必要な資格があるかもしれません。許認可の要否について判断に迷うことがあったら、専門家に相談しておきましょう。
ビジネスプランの精度を上げる
ビジネスプランの善し悪しが、起業・独立後の成功のカギを握っていると言っても過言ではありません。徹底的にビジネスプランを作り上げましょう。■事業計画書を書いてみる
リサーチやテストマーケティングの結果、ある程度、ビジネスプランの方向性が見えてきたら、事業計画書を書いてみましょう。事業計画書を書いてみることで、ビジネスプランの詳細がより鮮明に見えてきます。最初から完璧なものを書けるはずがありませんが、それでいいのです。何度も何度も検討しながら書き直していくうちに段々と精度も上がり、クリアしなければならないポイントも見えてくるはずです。詳しくは「事業計画書の書き方」をご覧下さい。
■人の意見を聞く
事業計画書ができたら、周りの人に見せて意見を聞いてみましょう。岡目八目とも言いますが、本人が気づかない点を指摘してもらえるかもしれません。起業支援の専門家にビジネスプランのブラッシュアップを相談することもオススメ。
知識を深める
起業家向けセミナーにも参加してみましょう
現代においては、どんなビジネスをするにしても、Webの知識は重要です。HTMLが書けるとかそういうことまでは必要ないですが、Webマーケティング、SEO、SEMなどの知識は必須です。本やセミナーで勉強したあと、趣味でブログを書いて試してみるなど実践してみるがオススメです。
■経営、経済などについて幅広く勉強する
起業・独立して経営していくには広範な知識が必要です。時間を作って経営や経済に関連する各分野について勉強をしておきましょう。景気動向の読み方、業界のトレンド、決算書の読み取り方、マーケティング、営業戦略など、経営をして行く上で、それらの知識は重要です。今のうちに勉強しておきましょう。各種起業支援団体が主催するセミナーに参加してみるのもオススメ。