企業のIT活用/IT関連法律の注意点

コピペでブログ掲載は著作権違反(3ページ目)

デジタルデータを簡単にコピーできる時代。ホームページの内容をそのままコピペしてブログに掲載しているページを見かけますが、完璧な著作権法違反。許諾を受けずにコピペしたら、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金になります。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド


コピペを見破るソフト登場

コピペをチェックできるソフト

コピペをチェックできるソフト

あまりにも学生によるレポートのコピーが増えたため、「コピペルナー」というソフトが開発されました。

「コピペをするな」をもじって名づけられたソフトで、金沢工業大学知的財産科学研究センター長の杉光一成教授がしくみを考え、株式会社アンクが開発。レポート作成で学生が検索しそうなキーワードを列挙すると、ソフトがウェブを検索してデーターベースを作り、このデータベースとレポートを比較して、完全に一致している文章や部分一致している文章を色をつけて表示します。学生にレポート作成の宿題を出すときに「ソフトでチェックするぞ」と言っておくと、アナウンス効果があります。

学校だけでなく企業からの問い合わせも多く、自社サイトの情報が無断でコピペされていないか、ネットで公開した論文の研究データや図表などが無断コピペされていないか調べるのにも活用できそうです。

自分が長年調べ上げ、サイトで公開した情報がまるまる無断使用されていたら誰もがいやな気分になります。侵害した方は民事、刑事のリスクを犯すことになります。しっかり知識を身につけ、知らずに著作権法違反しないようにしましょう。

→ ビジネスソフト違法コピーには高額な和解金
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